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excite 支店 (shanghai55.exblog.jp )

ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
博多水たきを体験せよ (鶏白湯)
ぼくの記憶がたしかならば、博多水たきがこの世に生を受けたのは明治38年のこと。

当時、15歳の若さで香港に乗り込んだ林田氏は、英国人家庭に住み込み西洋料理と中国料理の技法の取得に明け暮れていた。彼は西洋のコンソメ、中華の鶏スープを融合させ、日本人の口に合うものが出来ないかと試行錯誤を繰り返し、元祖博多水たきの水月を開店させたという。

博多水炊き:クリックで拡大
白濁したスープがくつくつと煮立ってきたら食べ頃だ
それから100年余り、香港でその原型が生まれ、日本で育った博多水たきが、ここ上海の地へと上陸を果たした。店の名は鶏白湯だ。

水たきをオーダーすると厳選された地鶏や野菜を盛り合せた皿と、スープの入った土鍋がセットされる。まずはスープだけを火にかけ、煮立ったら取り分けて塩と柚子胡椒で賞味するのが鶏白湯流。あっさりとしつつも深みあるスープに、鍋に対する期待が高まっていく。

スープの試飲が終わったら骨付きのもも肉、つみれ、各種野菜を放り込んでしばし待つ。約10分ほどで食べ頃になるので、小皿に取り分けて賞味しよう。テーブル上にはぽん酢などもあるが、これは安っぽい味なのでお薦めできない。スープに塩を加え、アツアツぷりぷりのもも肉を頬張れば、口の中に鶏の旨味がじゅわっと溢れだし、味蕾の上に大輪の華を咲かせるのだ。

たっぷりと鍋を楽しんでいるあいだに、スープの中にはどんどん旨味が溶けだしている。最後の締めは雑炊かラーメンをセレクト。細めの博多麺を使った鶏白湯ラーメンは、満腹だと思っていたのにスルスルとお腹に入っていく。いやはや、これはクセになる味で、大満足の夕飯となった。

 

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博多水たき 鶏白湯 / TORIPAITAN
種別 日本料理(博多水たき)
住所 上海市長寧区華山路1520弄10号 虹景公寓2F (華山路 x 幸福路、交差点を西)
営業 17:00~23:00
電話 021-6280-3793
交通 公交 幸福村(44,48,113,138,506,328,923路)ほか
予算 鶏水たき 100RMB / 鶏空揚げ 20RMB / 烏龍茶 5RMB
言語 日本語 / 中国語
菜単 日本語 / 中国語 / 写真なし
備考 〆のラーメンは絶品
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2007-05-25 01:00 | 街角グルメ
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