ぼくがまだ出張者としてこの街を訪れていたころから、GREE上海にはお世話になっていた。
上海に数ある日本人会の中でも、一番広い底辺での受け皿を目指して集う集団だけに、構成するメンバーも非常に幅広い層を持っている。そんな彼らGREE上海と、ぼくが定期開催している海鮮まつりを合同で開催できたら、きっと面白かろうと常々思っていたのだ。
市場で熾烈な値引き合戦を繰り広げるのも楽しみのひとつ
今回、GREE上海の代表である
げんちゃんの協力により、この夢のようなコラボレーション企画を実現することができた。参加表明の時点で46名という参加者に恵まれ嬉しい悲鳴である。
買い物の時点ですでに27名もの老若男女(最年少は小学5年生!)が集まり、市場内を練り歩く様は圧巻。幸い、大きな混乱もなく買い物はつつがなく執り行われた。
今回は海鮮初参加の方が多いので、食材はスタンダードなものが多い。多宝魚やマナガツオ、鮭、鰻、エビ、シャコ、貝類などなど。46名分の食材がどれくらいか見当も付かなかったので心配していたが、量的にはちょうどよかったようだ。また翌日には代表のぽりが帰任してしまう上海ハマチ会からの協力も得られ、極上のハマチを安価で入手することができた。
美味しい食事と楽しい会話があれば心の垣根も消えていく
ところがこのハマチ。解凍には技術を要するので店側に方法を指示したものの、面倒だからと突っぱねられた。おかげでカチカチに凍ったハマチが供されたのは、無念の極みであった。
もうひとつ残念だったのは、満足な座席数を用意することができなかったこと。店側には人数を伝えていたのに、席はやや不足気味。せっかく来てくれたのに、座る場所がない人もいたのが大変に申し訳なかったと思う。
その他については大成功で、皆の楽しそうな笑顔と「美味しい!」の言葉を聞くと、これまでの苦労が苦にならなくなっていく。まだ10代だという若者たちも参加していて、普段とはちょっと変わった雰囲気の中で、和気あいあいと楽しい時間は過ぎていった。
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天鴻酒家
種別 中国料理(海河鮮系)
住所 上海市普陀区銅川路977号 (銅川路 x 蘭渓路、交差点を東)
電話 021-6254-2225
予算 150RMB (調理代、酒代などを含む)
言語 中国語
備考 冷菜以外の料理は食材(海鮮)の持ち込みが必要 / 調理代はグラム単位