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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
大晦日の夜に (猪年快楽)
いよいよ旧暦の大晦日を迎え、街は春節ムード一色となっていた。

ケーキ:クリックで拡大
ロウソクに火を灯し、新年を祝う
年夜飯をどこで食うかは悩ましい問題だったが、うっかり出かけてしまうと帰りのタクシーを掴まえるのが困難だと聞いた。翌日は朝が早いこともあり、妻とふたり自宅で鍋でもつつきながら新春を迎えようかと考えていたのだが……。

友人から、ホームパーティをするので来ませんかとのお誘いを受ける。ふたりでゆっくりもよいが、仲間でわいわいやるのも楽しそうだ。彼女の家なら十分に徒歩圏内なので、帰りの足を心配する必要もない。これ幸いとばかり、便乗させて貰うことにした。

街の至るところで鳴り響く爆竹の音を聞きながら、ちょっとした手土産を片手に彼女の家を訪れる。

続々と訪れる客人は日本人ばかりでなく、中国人や韓国人など国際色豊かだ。彼女がこれまで紡いできた縁(えにし)、ぼくがこれまで紡いだ縁。そして、それぞれの人たちが持つ縁がひとつに繋がり、世界中へと網の目のように広がっていく。知人の知人を6人たどれば、世界中が繋がるとの話しもまんざら嘘ではないかもしれない。

夜空に咲く大輪の華:クリックで拡大
街中が花火の爆音と眩い光に包み込まれる瞬間だ
ほっこりあったかな寄せ鍋や、さまざまな家庭料理をつまみつつ、ビールにシャンパン、日本酒を酌み交わす。料理は旨いし、仲間とアットホームな雰囲気でわいわい騒ぐのは予想以上に楽しかった。今年はぼくもホームパーティを主催しようと、密かに決意する。

やがて窓の外の花火が間断なく続き始め、光と音の洪水が街を包み込んでいく。ぼくらは爆竹の音に負けぬ歓声をあげ、新年到来を祝った。

初めて迎えた上海での春節は聴いていたほど不快なものではなく、とても想い出深いものになった。来年の春節、果たしてこの街に居られるのかどうかは判らないけれど、できればこうして、大勢の人たちと笑い声に包まれながら年を越したいものだと祈るのだった。
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2007-02-17 01:00 | 中国的生活
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