春節に訪れたニューカレドニアで、いつか自分の船を持つという夢を見つけたものの
中古艇の価格を調べてみたりしただけで、具体的な行動は何もしていませんでした。
そこで船が欲しいとの気持ちを再燃させるべく、実物を見に行ってきました。
上海市の中心部に位置する上海展覧中心は、文字通りの展示会をメインとしたスペース。
初めて目にしたときには宗教施設かなにかと勘違いしていましたが、その前身は
1954年に完成した中ソ友好大厦で、いつも何らかのイベントが行われているようです。
そんな展覧中心で行われた船艇・技術装備展覧会(国際ボートショー)を訪れました。
裏手から敷地内に入ると所狭しとプレジャーボートの類が並べられており壮観。
奥のほうには小型のヨットやゴムボートなど、多種多様な船艇が見られます。
公園のボートに帆をつけただけのような艇もあり、これならぼくにも買えそうです。
どうやら展示だけでなく販売も行なっているようで、お手ごろ価格の船には
売約済みの札が貼られていたりして、思っていたよりも需要があるみたいですね。
富裕層の人たちはやはり、ヨットやクルーザーなどが欲しくなるものなのでしょうか。
そんな予想を裏づけるかのように、建物の中に入ると世界が違っていました。
展示場裏手の屋外に並べられていた船艇なら、ぼくでもかなり無理すれば買えそうな
クラスのものがメインでしたが、屋内では外洋型の大型クルーザーの展示がメイン。
もちろん実物は持ち込めませんから模型や、映像での展示となります。
こちらでも展示だけでなく商談が行なえるようなのですが、それ用のスペースには
革張りのソファが用意され、ワインなどの飲み物や軽食まで用意されています。
明らかに一般人は相手にしないという雰囲気で、ちょっと近寄りがたい場所でした。
億単位のお金が動くという意味では、船舶だけではないようです。
上海と杭州のあいだに大型のヨットハーバーを備えた別荘地を作る計画があるようで
完成予想の大きなミニチュア模型なども展示され、多くの耳目を集めていました。
豪邸と呼ぶに相応しい建物の前から、直接自分の船に乗り込んで海へ出る。
明らかに住んでる世界が違う人たちへ向けた商品ではありましたが
なかなか精巧に作られた模型は見ているだけで楽しかったです。
船を買うなら停泊場所も確保する必要があるわけで、まだまだ道程は長いようですね。
-------------------------------------------------
上海展覧中心
上海市静安区延安中路1000号 (延安中路 x 銅仁路、TEA Camellia 対面)
電話 021-6279-0279
交通 公交 銅仁路(48,49,71,127路)下車徒歩1分
第11回 中国国際船艇・技術装備展覧会
開催 2006/04/06~2006/04/09
場所 上海展覧中心
入場 50RMB