先日訪れた
上海当代芸術館に味を占めて、この日はギャラリーめぐり。
上海のアートスペースを積極的に周っておられる
よしけいさんのブログを参考に
外灘周辺の現代アートを扱う場所を中心にいくつか見学してきました。
ちなみに氏は最近第一子が誕生し、そしてご自身もお誕生日とおめでた続きです。
上海のグルメ、観光スポットを扱う情報系ブログの大家ですので
興味ある方はぜひ訪れてみられるのをお勧めしますよ。
さて、最初に訪れたのは
外灘三号にある Shanghai Gallery of Art。
この日はちょうど創立2周年だったようで Two-year Anniversary Celebration と題した
イベントが行われており、入場無料なうえにドリンクなども振る舞われていました。
内部はゆったりとした展示なのですが、イベントと重なってしまったのですごい人出。
絵画を鑑賞しようと距離を取るも、そのあいだを何人もの人たちがすり抜け
まったくもって落ち着いて絵を見ることができませんでした。
展示内容自体もあまり好みに合うものが見つからず、早々に退散してしまいました。
次に訪れたのは外灘の北側、東大名路沿いに位置する
aura Gallery。
よしけいさんの
記事を読んでいなければ、入ることがためらわれそうな古い雑居ビルで
入り口の小さなホワイトボードでかろうじて、その存在が確認できました。
薄暗い階段を登ってたどり着いたのは、真っ白に塗られた無機質な空間に
ポツリポツリと絵画やオブジェ、写真などを展示した小さなギャラリーです。
見学者はぼくらふたりだけだったので、こちらは落ち着いて鑑賞できました。
作者に何があったのかと心配してしまうような心象風景を描いたらしき絵や
火柱を囲むちょっと無気味な絵など、いくつか気になる作品もありました。
定期的に入換えを行なっているようで、時折チェックしたほうがよさそうです。
同ビル6階にある Endless は現在、個展を行なっているようで同じ作者の作品がズラリ。
しかし、幾何学模様を組み合わせた不思議な絵ばかりで、ちょっと理解不能でした。
抽象画は感性に直接響いてこない限り、ただの意味不明な絵で終わってしまいますね。
となりの事務所では翼を持つ人型の像が多数展示されていました。
鍵が開いていたので入ったのですが、どうもギャラリーではなくオフィスのようで
ゆっくり見る間もなく、あわててその場をあとにしてしまいました。
3階にも同じようにギャラリーがありましたが、こちらは残念ながら閉まっていました。
おそらく格安の家賃で貸しているであろう雑居ビルに、こうした表現者たちが集る様は
60年代のニューヨーク・ソーホーはこんな感じだったかと想像させてくれます。
少し辺鄙な場所ですが、機会があればまた訪れてみたいですね。
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瀘申画廊 -Shanghai Gallery of Art-
上海市黄浦区中山東一路3号 外灘三号3F(中山東一路 x 広東路)
電話 021-6323-3355 / 021-6321-5757
営業 15:00~17:30
交通 公共バス 145, 307, 317, 934路 延安東路外灘站など
亦安画廊 -aura gallery-
上海市虹口区東大名路713号5F (東大名路 x 高陽路)
電話 021-6595-0901 / 021-6595-0902
営業 10:00-18:00 (月曜は要予約)
安徳雷思国際芸術中心 -Endless-
上海市虹口区東大名路713号6F (東大名路 x 高陽路)
詳細不明