上海大舞台で行われた后街男孩のワールドツアー、上海公演へ行ってきました。
后街(裏通り)の男孩(男の子)とはそのまんまの直訳でかなり笑えますね。
英語に訳せば Backstreet Boys となりますが、漢字表記はちょっと……。
ちなみに有名なレッドホットチリペッパーズは、中国では紅辣椒楽隊だとか
( ̄m ̄*)
もともと
奥さんが彼らの大ファンで、クルマにCDを持ち込んではエンドレスで
流していたので、いつの間にかぼくも聞くようになっていました。
もっともメンバーの名前すら知らないような、にわかファンなんですけどね。
中国での彼らの知名度は知りませんが、会場前は雨にも関わらずかなりの人出。
もっとも日本であればチケットの販売初日に完売してもおかしくありませんが
こちらでは空席も目立っていましたので、日本ほどの人気はないようです。
それでも熱心なファンはいるようで、1,580元もするアリーナ席はほぼ満員。
若い女性が多かったように思いますが、それだけの額がよく出せるものだと感心。
地方からの出稼ぎ労働者の平均月収の3倍以上に相当する値段ですものね。
日本人から見ても高価なチケットですが、これもファン心理の成せる業でしょうか。
もっとも何食わぬ顔でシートに収まっていたものの、あとから来た本当の
シートの持ち主に追い払われるというシーンが随所で見られました。
安価なチケットを買って、ちゃっかり空席に座っていた人も多いのかもしれません。
日本と違いカメラ類の持ち込みはOKのようで、随所でビデオ撮影も行われていました。
逆に禁止事項として電光表示板に書かれていたのが、ステージへの蛍光棒投擲禁止(笑)
かなりの人数がこの蛍光棒を所持していましたが、盛り上がると投げ込むんでしょうか。
肝心のライブのほうは座席上に立ち上がるファンも出たりで、なかなかの盛り上がり。
ただ、アリーナ席ではケガ人が出そうなほどヒートアップしていたようですが
我々の席を含めた外縁部に関しては、それほどでもなく温度差がありました。
演出面ではちょっと工夫が足りず、全体的に単調な感じのステージだったように思います。
ユーミンのシャングリラIIのように、歌と踊りだけでなくセットや照明、衣装
特殊効果などを駆使したエンタテインメントショーを展開して欲しいものです。
せっかく上海での公演ですから、上海雑技とのコラボレーションなんて如何でしょう?
Backstreet Boys がダンサブルなヒットナンバーを歌い、踊るステージのバックで
上海雑技団の精鋭たちが超軟体技や皿まわし、ジャグリングなどの技を披露!
……やっぱ、やめたほうがいいかも(汗)
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上海大舞台
上海市徐匯区漕渓北路1111号 (地鉄1号線上海体育館駅 2番出口すぐ)
バックストリートボーイズ 2006 上海コンサート
日時 2006年1月18日 19:30開演
会場 上海大舞台
価格 100/180/280/480/600/800/1280/1580RMB