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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
野生の王国 (上海野生動物園)
上海には二つの動物園があります。

先日、久しぶりに訪れた市内にある動物園が予想以上に楽しかったので
いずれは野生動物園のほうにも行きたいねと奥さんと話していました。

野生動物園のほうが規模も大きく、イベントも多いとかで気になっていたんです。

この日は先日の雨が嘘のようによいお天気だったので、チャンスは今とばかりに
またまたバスに揺られてトコトコと出かけてきました。

野生動物園 野生動物園 野生動物園 野生動物園

上海野生動物園は、上海市政府と国家林業局共同資本の大型サファリパーク。

敷地面積153ヘクタールの広大な土地に、世界各地の代表的な動物や
中国産の一級保護動物などを見ることができる国家級野生動物園です。

ロケーションは浦東の南の外れになるため、アクセスはすこぶる悪い。

今回はお馴染み体育館発の旅遊バスで向かいましたが、他には地下鉄2号線の
終点から路線バスを使ったり、タクシーをチャーターするなど方法があるようです。

内部は徒歩で観覧する区域と、バスに乗って観覧する場所に別けられています。

サファリゾーンは日本でもよく見かけるタイプですが
自家用車での乗り入れはなく、専用のバスのみでした。

その他、夏季のみ営業の人口ビーチや、ちょっとした遊園地も併設しています。

野生動物園 野生動物園 野生動物園 野生動物園

それにしても現地はびっくりするくらい寒かった。

遮るものの少ない平坦な土地に、2月の厳しさを思わせる冷たい北風が吹きすさび
剥き出しの手や顔から、容赦なく体温と体力を奪っていきます。

身体を暖めるため半ば駆け足になりながら、まずは遊歩区域を観てまわりました。

サファリゾーンに関しては日本のものと、ほとんど変わりないのですが
遊歩区については動物たちをとても間近に見ることができます。

ここでいろんな写真を展示していますが、ズーム使ったのはクマくらいかも。

ダチョウにレンズをつつかれそうになったり、道を歩いていると草むらから
何気にクジャクが出てきたりと、驚きの連続でした。

小さなリスザルたちなどは、向こうからこっちに積極的に近寄ってきます。

可愛いな、人懐っこいなと思っていたのですが、ヤツらの狙いは違いました。
こちらの隙を伺いながら、身体によじ登ってきたと思ったら……

 
野生動物園

 
  ポケットの中を漁ってますよっ Σ( ̄□ ̄;

 



他にも靴ひもを引っ張って解こうとするし、頭の上によじ登って上着の
フードの中を覗き込んだりとやりたい放題でした。ティッシュ取られたし。

どうやらリスザルではなく、スリザルだったようです(爆)

とても可愛いらしい彼らですが、ポケットやトートバックなどの
開口部の大きなカバンは、中身をスられますのでお気をつけて。

野生動物園 野生動物園 野生動物園 野生動物園

とても楽しかった野生動物園ですが、ちょっと嫌な部分も目にしました。

有料でライオンやトラ、クマなどの猛獣といっしょに写真を撮ることができるので
さっそくお願いしてみたのですが、係員たちの動物の扱いの酷さに唖然。

あまり身動きの取れない動物たちは、まるで死んでいるかのように動きません。

それでは絵にならないってことで、係員たちは獅子の眼前で棒を振り回したり
鼻先を引っぱたいて怒鳴りつけながら、とても乱暴に威嚇しているんです。

彼らの身振り手振りでの説明によれば、牙や爪も処理されてしまっているのだとか。

絵作りのためや、安全上の理由だとはいえ、そこまでするのは虐待でしかなく
動物たちに対する態度は、金儲けのための道具としか見てないように思えました。

百獣の王たるライオンも威厳を打ち砕かれ、まるで寒さに震える仔猫のようでした。

猛獣と写真を撮る機会なんて普通はあり得ないし、すごいことだと思う。
けど、こうまでしていっしょに写真を撮る必要はないんじゃないかな。

もっとも、動物たちを檻に入れて見世物にすること自体、虐待なのかもしれません。

癒しのため、教育のためなんて名目はあっても、当の動物たちからすれば
狭い檻に閉じ込められた獣や、広い空を知らない鳥は囚人と同じです。

ならば動物園など無くして、彼らをすべて自然に返すべきかといえば
答えはノーで、このまま残して欲しいと思ってしまいます。

これって自分のことしか考えていない、単なるエゴイストなのかな。

 

園内では動物たちのショーもやっており、可愛らしい犬たちや大きな象、クマなどが
トレーナーといっしょに愛らしくも華麗な技の数々を見せてくれました。

少なくとも恐怖と力だけでは、これだけの技を仕込むことはできないでしょう。

人間と動物の信頼関係を築き上げたうえでなければ、これだけのことは
できないんじゃないかと思い、少しだけ安心させられたのでした。

ヒトと動物たちの共存共栄への道を、ここから模索できればなと考えました。

 

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上海野生動物園
上海市南匯区三竈鎮 (旅遊2号線にて 片道14元)
営業 8:00~17:00
入場 大人90RMB
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2005-12-04 10:17 | 観光情報
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