奥さんのリクエストで、来福士の裏手にある『めん処サガミ』へ行ってきました。
出張で3週間滞在したときは毎日中華でもへっちゃらだったのですが
奥さん的にはすでに和食が恋しくなっているようです。
もっとも出張と駐在では違いますから、ぼくもそのうち恋しくなるのかも。
郷に入っては郷に従えとは申しますが、やっぱりぼくらは日本人。
銀シャリに漬物だとか明太子をそえて食べたくなる日もありますよね。
閑話休題。
さて、サガミといえば日本でも馴染みのチェーン店ですが
上海にも進出していたとは知りませんでした。
以前、待ち合わせ場所として利用したことありますが、そのときはビールのみで
今回のようにきちんと食事をするのは初めてです。
入り口の扉(引き戸!)をくぐると、「いらっしゃいませ」と日本語でお出迎え。
落ち着いた内装の店内は貼り紙やメニュー、小物に至るまで和で統一され
店内のBGMはなぜか森山直太郎だったりして、上海に居ることを忘れてしまいそう。
挨拶だけかと思ったんですが接客も、たどたどしいながらもきちんと日本語で
厨房の「○○あがりました!」のかけ声まで日本語なのはご立派。
どうやら、かなりしっかりと教育がなされているようです。
メニューはめん処とは思えない充実ぶりでいろいろなものを取りそろえていますが
考えてみれば本国のサガミも居酒屋+ファミレス的なメニュー構成でしたっけ。
お値段も思っていたより高くないのが嬉しいですね。
ぼくはすき焼きうどん、奥さんはカツ丼セットを注文。
店員さんが「スキ焼キウドン、イッチョウ。かつ丼せっとイッチョウ」と
きちんとした日本語で復唱するのが微笑ましいですね。
奥さんの頼んだカツ丼はちょっと学食チックな味わいでしたが
全体的にはまずまず合格点ではないでしょうか。
すき焼きうどんも少し甘すぎな気もしますが、一応は及第点。
ただ、普通のうどんだしは関東系なのか、薄口のだしに慣れたぼくらには
ちょっと違和感のあるものだと感じてしまいました。
もっともサガミは中部系のお店なので、これは仕方ないのかな?
今はまだ滞在期間が短いので感動は薄いのですが、長らくここに暮らしていると
すごく懐かしい、美味しいと感じるようになるかもしれませんね。
いずれうどんが恋しくなったら、また訪れてみたいお店デス。
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盛賀美(サガミ)福州路店
上海市黄浦区福州路666号 金陵海欣大厦1楼
営業 11:00 - 23:00 (22:45オーダーストップ)