excite 支店 (shanghai55.exblog.jp )

ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
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普通であること (誠)
朝晩はめっきり冷え込むようになり、あったかい食べ物が恋しくなってきた。

おでんや鍋物などの定番はもちろんだが、ぼくが密かに愛してやまないのが風呂吹き大根だ。じっくりくつくつ煮込んだ大根に、甘辛い味噌ダレをかける。箸でスッと割って、フウフウ息を吹きかけながら口に含めば、舌の上でホロリと崩れていく。滋味深い味わいに身も心もあたたまるのだ。

風呂吹き大根:クリックで拡大
美しい飾り切りや添え物で、見た目にも楽しめるひと皿だ
そんなほっこりとあたたかな、風呂吹き大根を喰わせる店に、ここ上海の地で巡りあえた。

富民路に佇む日本料理の誠は、今年で12年目を迎えた老舗店である。今でこそ300を越えるという上海の和食店だが、当時はホテル併設店のみで、路面店は非常に珍しかったそうだ。8年前に店主が脳溢血で倒れ、現在はその息子が2代目として店を切り盛りしているという。

大きく『誠』と染め抜かれた暖簾をくぐると、そこは小料理屋といった雰囲気。板前の作業を楽しめるカウンター席と、それを囲むように掘りごたつの座敷がある。小姐たちの日本語はややたどたどしいが、日本人料理長やスタッフがいるので意思の疎通に困ることはなさそうである。

前述の風呂吹き大根に関しては、その見た目も含め満足いく仕上がりだった。ただ、その他の料理については丁寧な仕事を感じさせる反面、これといった驚きもない。和食とは名ばかりのなんちゃって料理が出てくる心配はないが、出来れば思わずうなるような皿に出会いたいものだ。

もっともここは異国の地であり、普通の和食というだけでもありがたいのかもしれない。ただ、上海和食界は群雄割拠の時代を迎えており、普通なだけではもはや生き残れないのではないだろうか。3ヶ月で閉店する店もある中、ここまで生き延びた老舗として頑張って欲しいものである。

 

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種別 日本料理
住所 上海市静安区富民路177号甲 (富民路 x 巨鹿路、交差点を南)
営業 17:30~23:00 (ラストオーダー 22:30) / 日曜定休
電話 021-5403-1943
交通 地鉄2号 静安寺 / 公交 銅仁路(49,71,127路)ほか
予算 里芋のイカ煮 35RMB
言語 日本語 / 中国語
菜単 日本語 / 写真なし
備考 今年で12年目になる上海日本料理の老舗
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by sangyuan | 2007-10-31 01:00 | 街角グルメ
 
クズルガハの烽火台と千仏洞
古代の通信方法、とりわけ戦争など火急を要する場合には狼煙(のろし)が使われた。

現代であれば通信衛星などを介して、地球の裏側とでもほぼリアルタイムに会話することができるだろう。ところが古代では伝令役が実際に目的地まで走って、情報を伝達する必要があった。これではどうしても時間がかかってしまうので、発明されたのが狼煙を使った通信方法なのだ。

クズルガハ烽火台:クリックで拡大
悲しい伝説を持つ烽火台
例えば亀茲国の国境付近には、外敵の侵入に備えて数キロから数十キロごとに見張り台が設置されていた。見張り役は敵軍の姿を確認すると、それを知らせる狼煙を上げる。それを見た隣の見張り台でも同様の狼煙を上げ、リレー形式で軍の司令部へと敵襲が伝わるのである。原始的ながら効率のよいシステムだ。

そんな当時の通信システムの遺跡の中でも新疆地区最大として知られるのが、クズルガハ烽火台である。広大な岩石砂漠を縫うように流れる塩水渓谷は当時の通商路でもあり、そこを見下ろす形で烽火台が建っている。およそ2千年前に建てられたもので、建造時には高さ17.8メートルあったそうだ。悠久の時間により風化が進行しており、現存しているのは13.5メートルのみとなる。

この烽火台には、その名に由来する悲しい伝説がある。クズルガハとはウイグル語で赤い関所を意味するが、それ以外に娘が留まる場所との意味も持つ。亀茲国王は晩年、念願の娘を授かった。ところが占い師に娘を見せたところ、100日以内にサソリに刺されて死ぬと告げられた。

占いを信じた王は高い塔を築き、その頂上に娘を隠した。塔に匿われた娘は無事に99日を過ごしたが、100日目の祝いにと贈られた籠にサソリが紛れ込んでおり、彼女はあえなく死んでしまった。それを知った王は嘆き哀しみ、塔の下に身を投げ出して「娘よ、留まれ」と叫んだという。

前述の千泪泉もそうであるが、亀茲国にまつわる伝説はどれも悲しい憂いを帯びているようだ。

広大な川底は通り道となる:クリックで拡大   壁面にある千仏洞:クリックで拡大   クズルガハ千仏洞の遠景:クリックで拡大
左:塩水渓谷は玄奘三蔵も通った道  中:壁面に同化するように掘られた石窟  右:管理人の老人がひとりで住んでいる

烽火台から10分ほど走った渓谷に、クズルガハ千仏洞がある。漢の時代から唐代にかけて合計46窟が掘られたそうだが、残念ながらそのほとんどは破損が著しく封鎖されたままだ。破損の理由は異教徒の侵入、外国の探検隊による掠奪、そして地震などの自然災害によるものだという。

ひんやりとした洞内は色とりどりの壁画で飾られていたと思われるが、ベゼクリクやキジル千仏洞と同じく破壊の跡が著しい。自然災害は仕方のないことだけれど、その他は同じ人間の手によるものだと思うと悲しくなる。なぜ時代の波は時として、人を破壊者に仕立て上げてしまうのか。

顔をえぐられたり塗りつぶされた仏画を見るたびに、いいようのない切なさを感じるのであった。
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by sangyuan | 2007-10-30 01:00 | 観光情報
 
国破れて山河あり
クチャ最大の仏教遺跡が、チェルターグ山南麓に広がるスバシ故城だ。

スはウイグル語で水を、バシは頭を意味しており、あわせて水源地を意味する。その名の通り、クチャ河水源の流れに沿っており、河を挟んで東寺区と西寺区に分かれている。玄奘三蔵が記した『大唐西域記』に登場するアーシュチャリア寺と考えられているが、現在も定かではない。

スバシ故城:クリックで拡大
荒涼たる大地に、ぽつりぽつりと遺構が残るのみ
スバシ故城は、クチャ市街からクルマで30分程。荒涼とした大地の上に、忽然とその姿を現わした。遺跡というほど姿を留めているものは少なく、その大半は崩壊しかけた瓦礫の山だ。

ほとんど意義を見いだせない駐車場にバスを停めて、かつての寺院跡を散策する。往時にはここで3,000人以上の僧が起居し、修行に励んだという。しかし、今では見る影もなかった。

これだけの規模の寺院が滅びたのには、3つの理由があるという。ひとつは西方から押し寄せたイスラム化の波に抗えなかったこと。ふたつに寺院内部の腐敗と堕落。みっつ目はそれによる社会的信用の失墜だという。細かい説明は省くが、盛者必衰の理がそこにあるような気がした。

国破れて山河あり。栄華のすべては無に帰したが、あとには変わらぬ自然がそこに残っていた。
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by sangyuan | 2007-10-29 01:00 | 観光情報
 
秋だ! 食うぞ上海蟹ツアー
2年の上海生活で得た結論、それは『上海蟹は現地まで出向いて喰うべし』だ。

もちろん市内でだって食べることはできるが、とにかく値段が高いのだ。産地にこだわらなければそれなりに安価で食べることもできるが、本場陽澄湖産ともなれば小さなものでも数百元したりする。同じ額を出すなら産地を訪れて、仲間たちとわいわいやりながら食べたほうが旨いのだ。

蟹の中から味噌がトロリ:クリックで拡大
アツアツ蒸したての蟹を割ると、中から濃厚な味噌がトロリ
そんなわけで、去年から計画していた陽澄湖蟹ツアーを実行に移した。友人のfamifamiさんの協力で、バスや店の手配、さらには食後の観光までも用意して頂けた。ありがたいことだ。

日曜日の午前9時、心配していた天候は大きく持ち直していた。約30名の参加者を乗せたバスは一路、陽澄湖へ向けて走り出す。始めは会話に興じていたが、いつしか意識は夢の中へ。

出発から約1時間半、目を覚ますと陽澄湖はもう目の前だ。高速を下りて信号待ちしていると、大勢の男女がわらわらとクルマに群がってくる。彼らは客引きで、交渉が成立すればそのまま店まで案内してくれる。ぼくらは事前に予約済みなので、彼らには目もくれず目的の店に到着した。

地物の野菜や鶏を使った料理を楽しんでいると、いよいよ本日のメインが登場だ。蒸したてアツアツで上手く掴めないもどかしさを感じながら、パックリとふたつに割れば、中からは濃厚な味噌がトロリとこぼれ出す。オスはやや時期尚早で濃厚さに欠けたが、メスは文句なしに旨かった。

窓辺に広がる陽澄湖や友人との会話を楽しみながらの蟹は、最高のご馳走だ。テーブルいっぱいの料理に水郷観光までついて、310元は安い。ぜひ来年も、同様の催しを開催したいと願う。

 

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秋だ! 食うぞ上海蟹ツアー
日時 2007年10月28日 9:00出発
予算 310RMB (交通費、食事代、水郷への入場料含む)
備考 お土産用の蟹も購入できます
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by sangyuan | 2007-10-28 01:00 | 街角グルメ
 
上海で楽しむコリアン気分 (Galleria)
先日、とある同年会にお邪魔させて貰う機会があった。

ぼくよりも5~6年ほど上の方たちの集りなので、若輩者としては少々緊張してしまう。が、蓋を開けてみれば思いの外にフランクで、楽しい時間を過ごすことができた。参加者は会社の第一線で活躍する人たちや、起業家なども多い。ただ楽しいだけでなく、学ぶべきものも多い会であった。

Galleria店内:クリックで拡大
生鮮品はもとより、家電や書籍、雑貨など豊富に取り揃える
その時知り合ったMさんに、とあるスーパーマーケットを紹介頂いたので、さっそく訪れた。

上海のコリアンタウンと呼ばれる龍柏新村からほど近い場所に佇むギャラリアは、韓国系の総合マーケット。同じような店は多々あるが、こちらはより規模が大きい。扱う商品は生鮮品から生活雑貨、家電、書籍、スナックコーナーなど多彩で、価格も輸入品としてはリーズナブルだ。

パックのキムチや韓国海苔はそこらでも購入できるが、こちらでは自家製のキムチをタッパーに入れて販売しているのも嬉しい。辛味だけでなく旨味も効いた各種キムチが、500グラム程度15元と安価である。韓国海苔もその場で焙って袋詰めしてくれるので、風味が素晴らしかった。

徒歩数分の場所には1004という、これも韓国系のスーパーがあるし、周囲の飲食店もコリアンフードに事欠かない。この週末はちょっと龍柏まで足を伸ばして、プチ韓国気分は如何だろうか。

 

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Galleria Discount Mart / 家楽麗雅
種別 スーパーマーケット(韓国系)
住所 上海市長寧区虹泉路1000号 (虹泉路 x 金匯南路、交差点を西)
営業 7:00~24:00
電話 021-3432-3761
交通 公交 金匯路(931路)
予算 キムチ 15RMB~ / 辛子明太子(形崩れ) 26RMB
言語 韓国語 / 中国語
備考 豊富な韓国食材、製品をリーズナブルな価格で販売
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by sangyuan | 2007-10-27 01:00 | 中国的生活
 
旅は道連れ
旅は道連れというが、ツアーの同行者たちの間には奇妙な連帯感が生まれるものだ。

お互い、出発ロビーでは知らない同士。けれど、朝から晩までいっしょに飯を食らい、同じバスに乗って移動するわけだから、仲間意識が芽生えるのはごく自然な流れだろう。2日目も終わりごろには互いのキャラも掴めてくるので、ボケたり突っ込んだりが自然にできるようになったりする。

羊肉を挟んだナンを両端からかぶり付く:クリックで拡大
合コン的なノリで、ナンを両端からかぶり付くことに
5日目の夜、夕食を終えてチェックインを済ませたぼくらは、ローカルグルメを求めて夜の街へと飛び出した。ツアーの食事というのは、無難にまとめられていることが多い。年配者もいるから仕方ないことだが、やはり地元民が食べるその土地の料理も食べてみたいと思うのだ。

ホテル周辺は何もなかったので、バスで移動中に見た屋台が集まっていた場所へと向かう。

柔らかな灯と共に目に入ったのは、先ほどホテルで別れたはずのツアー面々だった。皆、考えることは同じのようで、ひと組ふた組と集まって来て、ここで飲み直そうということになったらしい。ぼくらが着席すると同時に山盛りの羊肉串がテーブルに置かれ、紙コップにはビールが注がれた。

ビールをぐいぐい飲みながら、大きな羊肉にかぶり付く。夜空の下、脂滴る串焼きはとても旨かった。すっかり打ち解けた旅仲間たちとも盛り上がり、久しぶりに大騒ぎしてしまった。いつまでも続くかに思えた今回の旅も、残すところあと2日だ。ふと見上げると、空には白い月が光っていた。
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by sangyuan | 2007-10-26 01:00 | 観光情報
 
バザールの子供たち
クチャ(庫車)はシルクロードの雰囲気漂う、小さな(といっても40万人規模)田舎町だ。

もともとここは仏教東進史上、重要な意味を持つ亀茲国が栄えた土地であった。しかし、現在では住民の大多数がウイグル族であり、イスラム教徒の街となっている。彫りの深い男性たちや、スカーフをまとった女性たちが街を行き来し、全体的にのんびりとした雰囲気が漂っていた。

買い出しに来た少年たち:クリックで拡大
ロバ車に乗って街まで買い出しに来た少年たち
クチャのバザールは片側3車線の大きな道を挟んで、食品および雑貨エリアと服飾エリアに大別されている。幹線道路沿いながらのんびりとした空気が流れ、ロバ車トラクターに乗って郊外から買い出しにやって来る客も目立った。

服飾のエリアでは、色とりどりの布やウイグル風のドレスをはじめ、靴や帽子、その他にも何に使うのか判らないようなものを扱っていた。

服飾エリアで目立ったのは、帽子を扱う店が多いことだ。上海で男性が帽子を被っている姿はあまり見かけないが、ウイグル族にとっては紳士の身嗜みらしい。ムスリムを示すお馴染みの帽子だけでなく、ハンチング帽や毛皮のもの、ベレー帽などが所狭しと並び、目を楽しませてくれた。

境界線となる道路を越えて、今度は食品・雑貨のエリアを訪れる。比較的まとまっていた服飾エリアと違い、こちらは混沌とした雰囲気が漂っている。羊肉を焼く煙がモウモウと漂う中、荷台に無造作にナンを積んだバイクやロバ車が走り回り、それを避けるように多くの人が行き交う。

吊り下げられた肉塊、雑多に積み上げられた食器、路上の食堂、目の前で解体されていく羊などを見ていると、いいようもない感情が湧き出してくる。自分は今、生きてここに立っているのだ。

ナンを焼くおじさん:クリックで拡大   市場の子供たち:クリックで拡大   チェスに興じるふたり:クリックで拡大   市場のちびっこ:クリックで拡大
1.黙々とナンを焼く男性  2.カメラに向かっておすまし  3.街頭チェスは大人の嗜み  4.ひとり遊びの少年は何を想う

バザールではまた、たくさんの子供たちを見かけた。母親に連れ立って郊外から買い物に来ている子や、バザールで働く親のそばでひとり遊びしている子、中には自身が働いている子供すらいる。それぞれの立場は違うけれど、どの子もキラキラと澄んだ目をしていたのが印象的だった。

彼らにカメラを向けたときの反応が面白い。はにかんだ笑顔を浮かべる子、サッと母親の後ろに隠れてしまう子、そして多くは満面の笑みを浮かべるのだ。撮影した写真を彼らに見せてあげると、弾けるような笑顔を浮かべて喜んでくれる。こんな打算なき笑顔は、子供ならではだろうか。

貴州省を旅したときにも感じたが、彼らの多くはけっして裕福ではない。だが、物質的にはあまり恵まれてないかもしれないが、ぼくらが持たない心の豊かさを持っているような気がするのだ。
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by sangyuan | 2007-10-25 01:00 | 観光情報
 
花のある生活 (Kanne)
誕生日プレゼントなどで花束を贈ったり、贈られたりすることがある。

可愛らしい花々は心に潤いを与えてくれるし、プレゼントとして貰うと嬉しさも一入だ。しかし、意外と困ってしまうのが、持ち帰って花器に移し変えるとき。花束の状態ではキレイにまとまっていたのに、花瓶に生けるとバランスが悪くなってしまうのだ。ただ挿せばよいものでもないらしい。

ハロウィンアレンジメント:クリックで拡大
季節に応じたテーマを決めてアレンジするのも面白い
妻が最近、そんな場面で役に立ちそうな技能、フラワーアレンジメント教室に通っている。

フラワーアレンジメントとは19世紀のイギリスを起源とするもので、花の形や色彩を活かして美しく配置を行なう手法。花そのものだけでなく、それを飾る花器や付随物、さらには飾る場所やシチュエーションまでも考えて花選びやアレンジを行なっていく、なかなかに奥深いものだ。

毎回、教室側が設定するテーマに沿って花材や花器、小物類が用意され、担当教官の作例を見本にして基本を学んでいく。受講料は月謝制ではなく1回ずつの当日払いとなっているので、自分の時間にあわせて通うことができるのも嬉しい。教室の開講は水曜日と木曜日の週2回だ。

毎週、妻が持ち帰る作品に心癒される。花瓶に挿すくらいのイメージしかないぼくにとって、毎回趣向を凝らしたアレンジは非常に興味深いものだ。残念なのは我が家には猫がいるので、リビングには飾ることができない。どうやら彼らにとって花は愛でるものではなく、食べ物のようである。

 

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flower shop Kanne
種別 花屋(ギフト、パーティ、装花、アレンジ教室など)
住所 上海市長寧区水城南路51弄鑽石公寓8号102室 (水城南路 x 延安西路、交差点を南)
営業 ~19:00
電話 021-6208-5306
交通 公交 水城南路(57,925,925B,936路)ほか
予算 受講料 230RMB~ / 花束、アレンジ 希望の予算に応じて作成 / 送料 40RMB~
言語 日本語
備考 日本への発送も承り中 / 教室については電話にて問い合わせ
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by sangyuan | 2007-10-24 01:00 | 日々雑感
 
千の涙と九百九十九の石窟
クチャ市街の西75キロの位置に、キジル千仏洞と呼ばれる寺院跡がある。

ムザルト川左岸の崖面に開掘された、タリム盆地最大の規模をもつ石窟寺院で、現存するその数は230窟を越える。その壁面に描かれているのは仏教画だけでなく、貴族や武人供養者、西洋から伝えられた文物、楽器などがあり、当時の様子を伝える貴重な資料として知られている。

千泪泉:クリックで拡大
切り立った崖に囲まれた泉の上には、抜けるような青い空
切り立った崖間の険しい道を進んでいくと、不意に視界が開ける。目指すムザルト川だ。ここからしばらく進んだところに、キジル千仏洞とその研究施設である亀茲石窟研究所がある。

広大な敷地内には樹木が生え、小さいながら池もある。これまでずっと乾いた荒野を進んできたが、ここだけはまるでオアシスだ。ぼくは文明が川沿いに興るという史実を思い出した。

簡単な昼食を済ませたあと、ぼくらは千仏洞の西区と東区の境界線となっている渓谷へと分け入った。始めのうちは整備されていた歩道も徐々に山道となり、崖沿いに斜めにつけられた道やぬかるみに足を取られそうになる。歩くこと15分、不意に目の前に現われた終点が千泪泉だ。

これまで進んできた渓谷が袋小路になっており、正面の崖上からはチョロチョロと水滴が滴ってくる。千泪泉とはロマンティックな名をつけたものだが、この泉には次のような悲しい伝説がある。

かつて亀茲国の姫と石工の青年が恋に落ちた。ふたりの仲を認めない王は、千の石窟を掘れば許してやろうと難題をふっかけ、諦めさせようとした。石工は寝食も忘れ掘り続けたが、999窟を掘ったところで息絶えた。それを知った姫は千の涙を流し、それが泉となって残っているという。

渓谷を行く:クリックで拡大   キジル千仏洞:クリックで拡大   鳩摩羅什(クマラジュウ)の像:クリックで拡大   千仏洞への階段:クリックで拡大
1.久々のトレッキング気分  2.手作業で掘られた岩窟  3.仏典翻訳家クマラジュウ  4.急な斜面に石造りの階段が続く

そんな石工が掘ったという石窟(もちろん作り話だが)は、崖の斜面に黒々とした口を開いている。そこへ到る通路に関しては近年になって作られたものだが、石窟自体は4世紀~7世紀ごろに作られたものだといわれている。カメラは持ち込み禁止ということで、荷物を預けて見学した。

壁面を彩る青い顔料は、アフガニスタンで産出されるラピスラズリを用いたものだ。また壁に描かれた五弦琵琶(通常の琵琶は四弦)は世界で唯一、日本の正倉院に現存している。他にもギリシャ神話を表わす壁画が残るなど、シルクロードが東西を繋ぐ掛け橋だったことを物語っていた。

ただし、壁画のほとんどは無残に剥がれ、今ではほとんど見る影もない。ここもまた異教徒からの破壊や、調査隊という名の掠奪、さらには自然災害にまでさらされ、かすかにその痕跡を留めているに過ぎない。ぼくは頭の中で破壊箇所の補完をおこない、往時の姿に想いを馳せた。
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by sangyuan | 2007-10-23 01:00 | 街角グルメ
 
上海で本格貴州料理 (黔府)
今年5月、貴州省を旅して本場の黔菜(貴州料理)に出会えたのは幸運だった。

貴州料理の特徴は酸辣(酸っぱ辛い)だ。どちらもぼくの好きな味だが、その中でも酸湯魚と呼ばれる鍋料理の味付けは、素晴らしいのひとことに尽きる。米を自然醗酵させた白酢と、トマトや生姜、ニンニクなどを甕の中で醗酵させた紅酢の2種類を使い、とてもさわやかな酸味を創り出す。

酸湯魚:クリックで拡大
トマトのさわやかな酸味と唐がらしの辛さが心地よいスープ
貴州省の川で獲れる烏江魚(ナマズに似た魚)をぶつ切りにして、2種類の酢、唐がらしや豆もやしを加えて炒め煮にして、最後にトマトと芽ニンニクを加えて完成だ。辛味と酸味が生み出すハーモニーが、なんとも心地よい逸品だ。

久しぶりにあの妙味を味わいたくて、黔菜の黔府酸湯魚を訪れた。急な呼びかけにも関わらず集まってくれる、食いしん坊仲間たちが心強い。

自身もブイ族出身のオーナーが本場の味にこだわり、すべての食材や調味料を貴州省から取り寄せている。もちろん料理人たちも、現地から呼び寄せた精鋭たちだ。そんな彼らが作り出す料理の数々は、酸味と辛味が見事に調和しており、思わずごはんやビールが欲しくなる味付けだ。

残念なのは白ごはんで、なぜか冷や飯が供された。おそらく閉店間近だったので、炒飯用のものしか残ってなかったのであろう。それを除けば大満足の夕飯で、久々の貴州料理を堪能することができた。どの料理もポーションは大きめなので、ぜひ仲間たちを募って訪れたい店である。

 

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黔府酸湯魚
種別 中国料理(貴州料理)
住所 上海市静安区南京西路1856号 聚安大厦2F (南京西路 x 烏魯木斉北路、交差点付近)
営業 11:00~22:30
電話 021-5150-1397
交通 地鉄2号 静安寺 / 公交 烏魯木斉北路(20,40,138,330,939路)ほか
予算 苗嶺酸湯魚 28RMB~ / 黔府辣子鶏 28RMB / 花江狗肉 68RMB
言語 中国語
菜単 中国語 / 写真あり
備考 貴州省出身のオーナーがプロデュースする、本格貴州料理の数々
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by sangyuan | 2007-10-22 01:00 | 街角グルメ


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