excite 支店 (shanghai55.exblog.jp )

ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
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燻玉を食べる会 in 夏味館
贔屓にしている中国料理店はいくつかあるが、現時点でもっともお気に入りは虹橋の夏味館だ。

伝統的な上海料理にちょっとしたひと工夫が光る。化学調味料不使用などのこだわりも嬉しい。
とくに玉子の燻製は素晴らしく、初めて食したときの感激が今も忘れられないくらいの逸品だ。

どの料理も旨いと思うが、この燻製玉子を喰うためだけに訪れても惜しくないと思える店である。

そんな至高の燻玉を食べたいとのリクエストを頂き、日曜のランチタイムに食事会を開催した。
集まったのはグルメ女王masayo☆さん、関西系中国人lanlanさん、飛び入り参加のpollyさん。

とぼくを加えた総勢5名の精鋭だが、中華を食べるには心許ない人数でのランチデートだ。

皮蛋の冷菜:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 川蝦の油爆:クリックで拡大 エビ生煎:クリックで拡大

それにしても、こんなときの点菜(オーダー)はなかなか気を使うものである。

自信を持って薦めている手前、失敗は許されないので、すでに食べたことあるものを選びたいが
個人的にはまだ食べたことない料理をオーダーして、新たな味を見つけたい気持ちも強いのだ。

そんな想いを知ってか知らずか、店長はあれこれと半ば押売りの如くお薦めを並べ立てるのだ。

とりあえず燻玉は外せないだろうとオーダーすると、たった今売切れてしまったとの無情な言葉。
我々の少し前に訪れた日本人の団体が、あるだけの在庫をオーダーしたので残ってないという。

様々なブログでも取り上げられる夏味館の燻玉、日本人社会でちょっとしたブームなのだろうか。

燻製玉子:クリックで拡大 集合写真 にょろにょろスイーツ:クリックで拡大

仕方なく他の料理をオーダーしたのだが、やはり何を食べても外れがなく旨かったように思う。

蟹粉獅子頭や油爆川蝦などスタンダードな上海料理が多く、いつもの工夫が足りない気もしたが
味としてはどれも納得の行くレベルで、看板メニューのドレミも値段は高いがまずまずであった。

食事も終盤に差しかかったころ、店長が現われて燻玉の準備が整ったと嬉しい知らせを告げる。

我々があまりにがっかりしていたせいなのか、急遽用意してくれた心遣いはとても嬉しいのだが
喜び勇んでオーダーした末に運ばれてきたのは、まだ味の染みていない未完成の品であった。

それなりに満足して頂けたように思うが、いつか完全版燻玉を食らうため再結集したいものだ。

 

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夏味館 / Xia Resutaurant
住所 上海市長寧区遵義路100号 虹橋上海城4F (遵義路 x 紫雲路、パークソン裏)
営業 11:00~22:30 (要確認)
電話 021-6237-0048
交通 公交 遵義路仙霞路(72,88,808路)ほか
予算 燻製たまご 8RMB / 農家紅焼肉 48RMB / 蟹粉豆腐 42RMB / 蟹粉小龍包 28RMB
言語 中国語 / 日本語(一部スタッフのみ)
菜単 中国語 / 英語 / 日本語 / 写真なし / 新メニューあり(手書き)
備考 化学調味料不使用
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by sangyuan | 2006-11-30 01:00 | 街角グルメ
 
選択の自由 (お好み焼き貴船)
古北地区の延安路と虹梅路の交差点付近に、森晟世洋国際広場と呼ばれるビルがある。

一般には真珠城との通称で知られ、安価ながら可愛らしいアクセサリー類を扱うと人気が高い。
宝飾類のほかにも雑貨や茶葉などのアイテムを扱うが、同時にグルメビルとしての側面を持つ。

ちゃんこの照ノ谷、新鮮な魚介の海鮮小町、インド料理 Bukhara など気に入りの店が多い。

他にも赤坂亭、Zentral など気になる店舗が多く、空きテナントにも続々と新店舗が増殖中だ。
そんなわけで我が家から遠いにも関わらず足繁く通っているが、最近また気になる店が出来た。

関西風お好み焼き貴船は11月に出来たばかりの新店で、キャンペーンに乗じて偵察に訪れた。

焼きそば:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 豚・イカ玉 付きだしのゴボウ:クリックで拡大

コンパクトにまとまった店内には鉄板付きのテーブルが並び、なんだか懐かしい雰囲気だ。

オーダーした豚イカ玉はフワリと柔らかく、カリッと香ばしく焼けた豚肉や大振りのイカが嬉しい。
ただし、ソースは残念ながら今ひとつで、かなり小振りなサイズはコストパフォーマンスも悪い。

焼きそばも悪くはないものの、ソースが妙に甘ったるく、全体的にパンチが足りぬように思えた。

ぼくはお好み焼きにマヨネーズはあってもよいと思うのだが、人によっては拒絶する場合も多い。
それなのにオーダー時に確認すらなく、黙っていてもかけられているのは少しどうかと感じる。

自分で焼くのもまた楽しいお好み焼きだが、そこも含めてオーダー時に確認して欲しいものだ。

 

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関西お好み焼き 貴船
住所 上海市長寧区虹梅路3717弄22号 真珠城1F (虹梅路 x 延安西路、交差点を南)
営業 17:00~2:00
電話 021-6406-3201(中嶋・本間:日本語可)
交通 公交 虹梅路(48,59,911,925路)
予算 焼きそば 35RMB / 豚イカ玉 44RMB
言語 日本語 / 中国語
菜単 日本語 / 中国語 / 写真なし
備考 全品20%オフキャンペーン(11月末まで) / マヨネーズ抜きは注文時に
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by sangyuan | 2006-11-29 01:00 | 街角グルメ
 
上海で幻の茶に出会う (冰茶)
「特別な岩茶が手に入りましたのでので、よければ試飲しに来ませんか?」

そんな気になるメッセージに誘われ、馴染みの中国茶ブティック TEAsia(ティージア)を訪れた。
ぼくの中国茶ライフを豊かにしてくれた店で、岩茶好きのぼくに声をかけてくれる配慮が嬉しい。

今回入荷したのは冰茶(bing cha)と呼ばれるもので、その名の通り茶葉を凍らせたものだ。

一般に冰茶は岩茶で作るそうで、醗酵を終えた茶葉を乾燥させずに凍らせて香りを封じ込める。
非常に珍しい茶で上海に入荷すること自体が稀であり、保管・輸送の手間から扱う店は少ない。

本来ならば武夷山の周辺に住まう人しか飲めないであろう茶が、今なら上海で手に入るのだ。

氷茶の茶葉:クリックで拡大 水色は金色:クリックで拡大 店長の小町さんとスタッフ 美しく開いた茶葉:クリックで拡大

10グラムずつ個別包装された凍った茶葉を取り出すと、空気に触れてじわりと融け始める。

やや温めのお湯を使って丁寧に抽出してやると、凍らせることで止まっていた時間が動き出す。
茶葉は醗酵を終えたばかりの時間に立ち返り、新鮮で芳しい香りを立ち上らせていくのだった。

一般的な岩茶の力強い味わいではなく、華やかな甘い香りは黄観音と呼ばれる茶葉だそうだ。

黄金桂と鉄観音の交配から生れた比較的新しい種類で、冰茶といっても茶葉ごとに違うらしい。
他の茶葉で作った冰茶も飲み比べてみたいものだが、どうもここ上海では難しいようである。

完全数量限定、次回入荷予定もない幻のお茶、特別な日に解凍してゆっくり楽しみたい一杯だ。

 

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-Chinese Tea Boutique- TEAsia (ティージア)
住所 上海市盧湾区長楽路55号(長楽路 x 重慶路、延中公園対面)
営業 11:00~21:00 (水曜定休)
電話 021-5383-8173
交通 地鉄2号 黄陂南路 徒歩8分 / 公交 重慶南路(02,146,920,926,945路)徒歩5分
予算 氷茶(黄観音) 20RMB
言語 日本語 / 英語 / 中国語
備考 氷茶の販売は12月からを予定
網址 http://teasia.googlepages.com/
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by sangyuan | 2006-11-28 01:00 | 街角グルメ
 
イベントのお知らせ (タイ料理&ハマチ)
先日行われた食事会にて、以前にも取り上げた Thai House へ行ってみたいとの要望が出た。

Thai House は隠れ家というレベルを通り越し、初めての来店では見つけることすら困難な店で
上海の地で本格的なタイ家庭料理を食べさせてくれる、とてもアットホームなレストランである。

値段もリーズナブルで味もよいことから、最近では口コミを聞いて訪れる日本人客も非常に多い。

せっかく行くからには大人数で押し掛けて、いろんな料理を喰いまくろうではないかということで
このブログを通じて参加者を募ろうと、この場をお借りして告知させて頂いている次第である。

詳細は下記の通りなので、興味のある方はお気軽に、メールまたはコメント欄にてメッセージを。

グリーンカレー:クリックで拡大 ヤム・タレイ:クリックで拡大 魚のなにか デザート:クリックで拡大

さて、旨いタイ料理を喰った翌日は、友人のpollyさんが主催するハマチまつりは如何だろうか。

日本から空輸した極上のハマチを片手に、上海にハマチという魚の魅力を広めようという彼女と
大陸に日本の伝統調味料みりんを広めようという、創作中華店の総経理がタッグを組んだのだ。

みりんを使う創作中華と、超低温で空輸されたハマチのコラボレートが喰えるのはこの日だけ。

もちろん日本人なら生食も楽しみたいということで、特別に刺し身も用意されているのが嬉しい。
ハマチという我々が慣れ親しんだ魚が、中華料理と出会ってどう変化するのか今から楽しみだ。

こちらのイベントへの参加希望者も、メールまたはコメント欄にてメッセージをお待ちしている。

 

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タイハウス de デート
会場 Thai House(タイ料理店)
住所 上海市静安区武定路657弄12号205室 (武定路 x 西康路、交差点を西)
日時 2006/12/01 19:30~
電話 021-6215-6690
交通 公交 康定路(24,304路)、新閘路(24,206,304路)ほか
予算 割り勘(100RMB程度?)
言語 中国語 / タイ語

ハマチまつり(第二回)
会場 味道淋飯店(創作中華料理店)
住所 上海市徐匯区零陵路899号 飛州国際広場5FD (x 漕渓北路、交差点付近)
日時 2006/12/02(土) 18:00~
電話 021-5150-6767 / 021-5150-6768
予算 200RMB程度
交通 交通 地鉄1,4号 上海体育館 / 公交 上海体育館(984,985路)ほか
言語 日本語 / 中国語 / 英語
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by sangyuan | 2006-11-27 01:00 | 交流
 
食べ過ぎに要注意 (GREE上海@11月)
痛風と呼ばれる病気がある。

吹く風が患部を撫でるだけで痛むからとか、痛みが風の如く現われ風の如く去るのが名の由来。
動物性蛋白質の過剰摂取による高尿酸血症が引き金となることから、贅沢病だともいわれる。

尿酸の原料となるのはプリン体と呼ばれる物質で、ウニや魚卵など旨いものに多く含まれる。

そろそろ旬も終わる上海蟹、その味噌の中にもプリン体が非常に多く含まれているので要注意。
とはいっても、いちいち気にしていては食事もままならないので、食べすぎに気をつければよい。

プリン体が多かろうと少なかろうと、食べすぎればどんな食べ物だって身体には悪影響なのだ。

モデレーターのげんちゃん:クリックで拡大 蟹レストランが並ぶ:クリックで拡大 歓談する参加者たち

小雨降る休日、GREE上海11月度の会にてバスを借り、上海蟹の産地である陽澄湖を訪れた。

気の合う仲間たちとバスに揺られながら、ビールやツマミが飛び交う様は遠足のようで面白い。
ただの飲み会も楽しいけれど、今後はこんな小旅行イベントも定期開催して欲しいと感じた。

今回のツアーは観光などはまったくなく、その目的はただ蟹を食べるのみという判りやすい内容。

テーブルいっぱいに並んだ料理の数々も、大皿に盛られた蟹の山の前では見向きもされない。
皆、会話も忘れてアツアツの上海蟹と格闘し、口や手を黄色く染めつつ満足げな顔であった。

交通費に飲食代、サイズはやや小振りながら上海蟹が2匹ついて200元とお得なツアーだった。

ビールのつまみに最高:クリックで拡大 蟹撮る人々:クリックで拡大 他の料理も並ぶ:クリックで拡大 蟹様(雄):クリックで拡大

こちらでは直売も行なっているので、都合で不参加となった妻に土産の上海蟹を買い求める。

雄雌1対を2組、都合4匹をオーダーしたところ、全部で240元とやや割高な値段を提示されたが
蓋を開けて確認したところサイズ的には思ったよりも大きいし、これなら仕方なしと商談成立だ。

ところが自宅にて開封すると8匹も入っており、4匹と伝えたつもりが4組と勘違いされたらしい。

この週に入ってからは水曜日に接待でご馳走になったし、現地でも2匹を食べたばかりである。
この上さらにひとり4匹も食べるとなると、明らかに食べすぎであり、痛風の危険が頭をよぎる。

風が吹いて桶屋が儲かるのは構わないが、風が吹いて痛さに苦しむのだけは勘弁して欲しい。

 

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酔仙蟹庄
住所 昆山市巴城陽澄湖巴解路350号 (巴解路 x 臨湖路、交差点を南)
営業 不明
電話 0512-5765-8360

GREE上海の活動に興味を持たれた方へ
GREE上海はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)上の
コミュニティなので、紹介がないと参加することができません。
興味ある方はこちらまでメール頂ければ、招待状をお送りします。
なお、はじめましての方は、簡単な自己紹介をお願いします。
(ご注意:タイトルを変えると迷惑メールとして処理されます)
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by sangyuan | 2006-11-26 01:00 | 街角グルメ
 
ひとりが寂しい夜は (瑠璃博物館)
いつからだろうか、ひとりの時間を寂しく感じるようになったのは……。

18歳で郷里を捨て、大阪でひとり暮らしを初めてからは、ひとりで居ることが当たり前だった。
友や、アパートの住人や、たくさんの人たちに囲まれていたけれど、家に帰ればいつもひとり。

そのことに苦痛や寂しさを感じたことはなかったし、むしろ気ままな暮らしを楽しんでいた。

ところが妻を娶ってからはそんな生活は激変し、いつでも彼女とふたりでいるようになった。
そのことに苦痛や疎ましさを感じたことはなかったし、むしろそのことが当たり前となった。

特になにをするでもなくとも、愛するものが側にいる、そんなしあわせな時間が心地よいのだ。

野菜リボン:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 わさび蓮根まんじゅう 茶碗蒸し:クリックで拡大

そんな、側にいて当たり前だと思っていた妻が、大学の用事で数日ほど留守することになった。

久しぶりのひとりを楽しもうと思っていたのだが、いざ居なくなってしまうとそれどころではない。
ひとりで摂る食事の寂しさ、自宅に帰り着いたとき出迎えるものの居ない空しさを痛感したのだ。

夜は仕方ないとはいえ、せめて食事くらいはと声をかけたところ、4人の友人が集まってくれた。

再訪したいと思っていた蒸籠工房で、テーブルいっぱいに料理を並べてワイワイと夕餉を食む。
旨い料理に舌鼓を打ち、これは不味い、ビールが遅いと文句をいいつつ、楽しい時間が過ぎる。

仲間たちの愉快な話しに大笑いしながら、ひとりじゃない食事のありがたさを実感したのだった。

メインフロア:クリックで拡大 ガラスの小宇宙:クリックで拡大 瑠璃の壁クリックで拡大 バラと照明:クリックで拡大

食後はYさんが一度行ってみたかったという、新天地にある瑠璃博物館のナイトラウンジで。

上海各所にある瑠璃工房は本国だけでなく、香港、台湾、シンガポール、米国にも進出しており
20年に及ぶ創作活動の集大成として作られたのが、今年4月にオープンの瑠璃博物館なのだ。

昼間は様々な瑠璃細工を展示する博物館だが、夜になるとラウンジというふたつの顔を持つ。

店内の装飾品、皿、グラスなど至るところに瑠璃が使われた店内は、どこか幻想的な雰囲気。
特に天井から釣り下げられた数千単位のクリスタルは、まるでそこに小宇宙が現出したようだ。

そんな素敵な空間で酒を酌み交わしながら、この街で出逢えた仲間たちに感謝の意を捧げた。

 

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蒸籠工房
住所 上海市盧湾区嵩山路77号 (淮海中路 x 嵩山路、交差点を南)
営業 11:00~23:00
電話 021-6384-1777
予算 蒸し春巻 20RMB / 蒸しアスパラ 12RMB / トマトコロッケ 15RMB など
交通 地鉄 黄陂南路 徒歩5分 / 公交 嵩山路(109,581,781,932,隧道8線)ほか
言語 中国語 / 日本語(一部)
菜単 日本語 / 中国語 / 写真あり(一部)
備考 清算時に次回使える割引券を発行中

瑠璃博物館
住所 上海市盧湾区馬当路158号 (馬当路 x 太倉路、交差点を南)
営業 10:00~20:00(博物館) / 20:00~01:00(ナイトラウンジ)
電話 021-5382-9886
交通 公交 重慶南路(781,932路,隧道八線)ほか
入場 50RMB(博物館のみ、ナイトラウンジは入場無料)
言語 中国語 / 英語
菜単 中国語 / 英語 / 写真なし
備考 ラウンジ時間帯は博物館作品の見学不可
網址 http://liuli.com/museum/
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by sangyuan | 2006-11-25 01:00 | 交流
 
ライラックの香る庭で (申粤軒)
フランス租界時代の建物などが多く残る華山路の一角に、丁香花園という大庭園がある。

時に清朝末期、当時の洋務大臣李鴻章が、愛妾の丁香のために作った庭園と邸宅の名残だ。
皇帝の象徴であるはずの龍を象った壁など興味深いもので、李の死後は数奇な運命をたどる。

多くのオーナーの手から手へ取引され、1900年代に入ってからは改装されレストランとなった。

重厚な門を潜り敷地内に足を踏み入れると、庭園に沿った趣きある小径が、ずっと奥まで続く。
瓦で造られた龍の背を見ながら先へ進むと、思っていたより近代的で立派な建物が現われる。

案内されたのは2階の大広間で、全面ガラス張りの壁からは雨に煙る庭園の様子がよく見えた。

入り口の様子:クリックで拡大 鮮蝦干蒸皇(16RMB):クリックで拡大 開放的な窓から庭園が 丁香蝦蒸皇(20RMB):クリックで拡大

アンティークな雰囲気が漂う店内はこざっぱりとまとまっており、西洋人の姿も数多く見られた。

全体的に高級そうなイメージだが思ったほど高くなく、扱う料理は上海・広東菜が中心だった。
ただし、注文次第では3,000元を越える料理もあり、接待から普段使いまで幅広く利用可能。

点心類を食べたいと告げると、避風塘などでお馴染みの点心専用チェックシートを渡される。

急かされずにじっくり選べるのは嬉しい反面、中文のみのメニューは皿のイメージが掴みにくい。
そんな時は店員に頼めば、日本語が併記された写真付きのメニューが出てくるのがありがたい。

気になるものにチェックを付けまくったところ、テーブルが蒸籠で埋め尽くされて、嬉しい悲鳴だ。

蟹子芥末餃(20RMB):クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 韮王鮮蝦腸(20RMB):クリックで拡大 手羽先の湯葉包み蒸し(16RMB):クリックで拡大

ワンタン麺は、プリプリしたエビの食感や、コシのある細ちぢれ麺にスープが絡んで美味だった。

ライスペーパーでエビと香り野菜を包んだ韮王鮮蝦腸や、庭園の名を冠した丁香蒸蝦皇など
エビを使った蒸し物が多いが、どれも火加減が絶妙で素材の旨味がぎゅっと濃縮されていた。

面白いと感じたのは蟹子芥末餃で、プルプルした皮を噛み破ると口中にワサビがツンと香る。

手羽先の湯葉包みは味付けが今ひとつであったが、その他はどれも満足できるものばかりだ。
サービスチャージを取るだけあって、中華にしてはサービスも良好で、また足を運びたいと思う。

次回は天気のよい日に庭園を見ながら、海鮮が得意だというシェフの料理を味わいたいものだ。

 

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申粤軒 / XIAN YUE HIEN RESTAURANT
住所 上海市徐匯区華山路849号 丁香花園内 (華山路 x 武康路、交差点を西)
営業 7:00~11:00(土日祝のみ) / 11:00~14:30 / 14:30~17:30 / 17:30~24:00
電話 021-6251-1166
交通 公交 復興西路(48,96,113,328,506,548路)ほか
予算 155RMB(飲茶メニューより、2名にて点心7品、プーアル茶、サービス料10%込み)
座席 最大400名収容(各種パーティ、披露宴など承ります)
言語 中国語 / 英語(一部)
菜単 中国語 / 英語 / 日本語 / 写真あり / 料理、点心、飲料が別メニュー
備考 結婚式での貸切り多し、お出かけ前に要確認 / サービス良好 / カード利用可
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by sangyuan | 2006-11-24 01:00 | 街角グルメ
 
美ら海からの贈り物 (藍屋)
海ぶどうをご存知だろうか。

正式名はクビレヅタという海草で、俗称として海ぶどうやグリーンキャビアなどの名で呼ばれる。
ぶどうのように小さな粒が房状になっており、ぷちぷちとした食感が楽しい沖縄県の特産品だ。

鮮度保持が難しく、かつては現地でしか食えぬ珍味であったが、近頃は本州でも入手可能だ。

新鮮な海ぶどうを軽く水洗いしたのち、食感を出すためにこおり水で締めて、食卓へと乗せる。
三杯酢など好みのタレを付け口中に放り込めば、独特の食感とともに海の香りが広がるのだ。

そんな海ぶどうを上海で、しかも生きたままを喰えると聞いて、延安西路沿いの藍屋を訪れた。

海ぶどう:クリックで拡大 カウンター:クリックで拡大 鶏南蛮 ライスコロッケ:クリックで拡大

藍屋は沖縄、長崎の家庭料理が楽しめる居酒屋で、以前は茂名のBarストリートにあった店だ。

店内に入って最初に目につくのが、カウンターの上に所狭しと並べられた旨そうな惣菜の数々。
そして、その後ろにはこの店の売りである豊富な種類の泡盛や焼酎などが、棚いっぱいに並ぶ。

森伊蔵、魔王など日本でも入手困難なプレミアム焼酎が、ここ上海にてお目にかかれるのだ。

生きたまま喰えるという自慢の海ぶどうも、カウンター上の水槽でゆらゆらと揺れ動いていた。
鮮やかなグリーンに輝くそれを取り出し、さっと洗っただけで供された皿に思わず笑顔になる。

噛み締めるとぷちぷちとした食感とともに、口中に沖縄の美ら海(ちゅらうみ)が現出するのだ。

皿うどん:クリックで拡大 海ぶどうの水槽:クリックで拡大 豚足:クリックで拡大 タコライス:クリックで拡大

今回気に入ったのが沖縄や九州ではメジャーな豚足で、トロトロに煮込んだあと軽く焙ってある。

大きな塊にかぶり付くとパリッとした食感のあと、口の中でサッとほぐれるような柔らかさだった。
酸味の効いたかけダレがまた絶妙で、ともすれば脂っぽくなりそうな口をさっぱりと洗い流した。

付きだしの酢の物やおすすめの鶏南蛮も酢がよく効いており、ぼくの好みにとてもあっている。

極上の焼酎を旨い肴で楽しんだあとは、皿うどんやタコライスなどの多様な主食類で締めよう。
どれもこれも旨そうであれこれ食べたくなるが、かなりのボリュームがあるので要注意である。

馬刺しやクジラなど一部を除いて値段も手頃で、高い満足感を得られること間違いなしの店だ。

 

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居酒屋 藍屋
住所 上海市長寧区延安西路2892号 (延安西路 x 虹許路、交差点を西)
営業 17:30~24:00
電話 021-6261-9970
交通 公交 虹許路(48路)ほか
予算 海ぶどう 40RMB / 豚足 20RMB / 特上馬刺し 150RMB / 皿うどん 40RMB など
言語 日本語 / 中国語
菜単 日本語 / 中国語 / 写真あり(一部) / カウンター上に本日のおすすめ品
備考 無料駐車場あり / プレミアム焼酎をはじめ80種類以上を用意
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by sangyuan | 2006-11-23 01:00 | 街角グルメ
 
カフェで過ごす時間 (ginger cafe)
街角のカフェでコーヒーを飲むことの意義とはなんであろうか。

様々な個性的カフェが立ち並ぶ上海に於いても、本当に旨いコーヒーが飲める店は少なく思う。
自惚れるつもりはないが、自宅にて自ら淹れたコーヒーのほうがマシと思わせる店も多いのだ。

それでも足繁くカフェに通ってしまうのは、コーヒーだけではなく雰囲気をも楽しむためであろう。

カフェ文化の本場であるフランスでは、カウンターと室内席、テラス席でそれぞれ料金が異なる。
これはカフェという場所が飲食のみならず、時間と空間の占有にも対価を要することを意味する。

我々は相応の料金を支払うことで、カフェの雰囲気、音楽、空気などを借り受けているのだろう。

食器の展示販売:クリックで拡大 豆腐チーズケーキ:クリックで拡大 ジャムやクッキー デミタスカップ:クリックで拡大

洒落たレストランや雑貨店などが立ち並ぶ復興路沿いに、ginger という小さなカフェがある。

ヨガ・スタジオやセレクトショップなどが入る雑居ビル1階は、いつも多くのファンが詰めかける。
ここもまた対価を払って、カフェという安らぎの空間を楽しむだけの価値を持つ店のひとつだ。

東京のカフェ文化がオーナーの個性を活かすものだとしたら、国際色の豊かさがここの持ち味。

ドイツ人の旦那を持ち、上海の前は東京で10年暮らしたというオーナーはシンガポール人女性。
シンガポール料理だけでなく、フレンチや和食の技術も学んだ彼女の料理は、まさに多国籍だ。

アジアンテイストを活かした店内は、西洋と東洋の文化が融合した、不思議な調和を生み出す。

棚にジャムなどが並ぶ:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大 エスプレッソ:クリックで拡大 地下室への階段:クリックで拡大

ぼくのお気に入りはここの地下室で、狭く急な階段を下るとまるで物置のような空間が広がる。

味のある木製の棚には手作りのジャムやクッキーが並び、別の一角には食器類が展示される。
まるで地下のパントリーのような空間に、小さな椅子とテーブルが並ぶ様は隠れ家のようだ。

表の喧騒もここまでは届かず、静かな音楽が流れるこの場所が穏やかなひとときを提供する。

プレート上に乗せられたエスプレッソのセットは、小さなクッキーや砂糖、ミルクが可愛らしく並ぶ。
豆腐を使ったチーズケーキは、しっとりとした食感で、甘さ控えめのヘルシーさが心地よかった。

休日の午後はお気に入りの文庫本を携えて、カフェで過ごす緩やかな時間を感じてみて欲しい。

 

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ginger cafe + deli
住所 上海市徐匯区復興西路299弄1号 (復興西路 x 高郵路、交差点を北西)
営業 9:00~late
電話 021-6433-9437
交通 公交 復興西路(96,548路)ほか
予算 コーヒー類 20RMB~ / ケーキ各種 25RMB~
言語 英語 / 中国語 / 日本語(オーナーのみ?)
菜単 英語 / 中国語
備考 朝食メニュー、ランチメニューあり
網址 http://www.gingercafe.cn/Ginger.html
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by sangyuan | 2006-11-22 01:00 | 街角グルメ
 
上海のニョニャ料理 (娘惹情)
中華や日本料理といった風に、国別にカテゴライズされた料理は、マレーシアには存在しない。

これはマレーシアが多民族国家であり、周辺諸国の様々な食文化が入り交じる土地柄による。
そんな多種多様なマレーシアの料理の中に、ニョニャ料理と呼ばれる舌を噛みそうな名がある。

ご存知のように東南アジア各地には、華僑と呼ばれる中華系を祖とする移民族が多く暮らす。

遠く異国の地で働いていると、中には現地の女性と恋に落ち、やがて家庭を作る華僑も数多い。
かつて華僑に嫁いだマレーシア女性をニョニャと呼び、彼女らが作るのがニョニャ料理である。

現地の食材や調味料を用い、夫のために故郷の中華料理を再現しようとした折衷料理なのだ。

入り口の様子:クリックで拡大 チキンカレー:クリックで拡大 バティックペインティング イカの炒め物:クリックで拡大

そんな一風変わったニョニャ料理を食べられるのが、大沽路にある My Nyonya Gallery だ。

ガラス張りの正面入り口から店内に入ると、半地下と中二階の個性的なレイアウトが目に入る。
幻想的な光に照らされたフロアは洒落たバーのようで、料理だけでなくカフェとしての顔も持つ。

壁に飾られたバティックペイントがなければ、ここがニョニャ料理の店だとは判別しがたいだろう。

甘さと辛さの複雑なハーモニーのスープが楽しめるラクサは、ニョニャを代表する麺料理である。
ただ、箸で持ち上げるだけで切れるコシのない麺にはがっかりで、残念だが日本人的にはNG。

これが本場の味だといわれればそれまでだが、せっかくならコシのある麺で喰ってみたかった。

ニョニャ炒飯:クリックで拡大 ビールは青島:クリックで拡大 野菜のスパイシーミックス:クリックで拡大 店内の様子:クリックで拡大

その他の料理はどれも美味しく、柔らかなチキンとじゃが芋のカレーは香り高い味付けで美味。

今回いちばん気に入ったのが、イカの白さと鮮やかなパプリカのコントラストが美しい炒め物だ。
絶妙な火の通し方のイカと、タイ料理を思わせる酸味の効いた辛いソースの組合わせが旨い。

スパイシーさに汗がにじむが、香り高く炊き上げた白飯に乗せて喰えばいくらでもいけそうだ。

全体的に濃厚な甘辛い味付けが多く、白飯を愛する人や酒飲みにはたまらない店だと思う。
今回はふたりなので数種類しか楽しめなかったが、他にも気になるメニューがたくさんだった。

気の合う飯友たちを誘ってわいわいやりながら、スパイシーな料理に舌鼓を打ちたいものだ。

 

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My Nyonya Gallery / 娘惹情 馬来西亞経典風味餐庁珈琲屋
住所 上海市静安区大沽路417号 (成都北路 x 大沽路、交差点を西)
営業 10:30~22:30 (年中無休)
電話 021-6327-0800
交通 地鉄 石門一路 徒歩12分 / 公交 延安中路(36,253,869,933,952B路)ほか
予算 158RMB (メイン5品、ドリンク2品、ライスを2名でシェア)
言語 英語 / 中国語 / マレー語?
菜単 英語 / 中国語 / 写真あり(一部)
備考 石門一路側から大沽路へは進入禁止(一方通行)
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by sangyuan | 2006-11-21 01:00 | 街角グルメ


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