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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
カテゴリ:観光情報( 199 )
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騎馬で大草原をゆく
大草原の朝は早い。

暖かなゲルから一歩踏み出すと、外はひんやりと冷たい空気。うっすらともやのかかった草原もまた、なかなか趣深い風景である。朝の散歩を終え、揚げマントウや臓物のスープなどで簡素な朝食を済ませたぼくたちは、大草原を満喫すべく馬に乗って草原を散策するツアーに参加した。

草原をゆく:クリックで拡大
遙か彼方を見つめながら、騎馬隊は草原をゆく
宿営地の近くでは、多数の馬がのんびり草を食んでいる。好みの馬を選んでおっかなびっくり乗り込んだら、いよいよ大草原へと出発だ。

出発前に簡単な乗馬法のレクチャーがあるものだと思っていたのだが、現実は乗りながら自らで習得するしかない。手綱を引いてくれる人もいなければ、曲がり方も判らない。大きく隊列を外れると、スタッフが馬を追い立て列に戻す。

はじめは辺りの風景に目をやるどころではなかったが、少しずつ景色を楽しむ余裕も生まれた。なだらかな起伏の草原は徐々にその姿を変えていくが、その果てがどこにあるのかはここからでは判別することができない。その雄大な自然の姿に、自らの心までもが広がっていく気がした。

それにしても乗馬というのは、思ったよりも体力を使う。腰を浮かすようにして乗るのは太ももに負担がかかるし、前後左右に揺れ動く馬上で上半身を安定させるには、常に腹筋がフル稼働となる。健康器具のジョーバではないが、なるほどただ乗っているだけで腹筋運動ができそうだ。

丘の上の小さなほこら:クリックで拡大
どこか神聖な雰囲気のほこら
そろそろ疲労がピークに達した頃(といっても40分くらいしか乗っていない)、1軒の民家にて休憩することとなった。すっかりガニ股になってしまった足と、擦れて痛み出した尻をさすりながら、暖かいモンゴル式ミルクティーと茶菓子を頂く。猫と戯れたり、民族衣装を着た人と記念撮影をしたり、のんびりした時間が流れる。

休憩中、別料金を支払うことで全力疾走を体験させて貰えるという。せっかくの機会だからとお願いしたのだが、これがなかなか怖かった。高さ1メートル50センチ程度の不安定な馬体の上で、2本の足と手綱を持つ手だけが頼り。下から突き上げられるような振動に何度も放り出されそうになりながら、草原を全力疾走で駆け抜ける。戻ったころには、恐怖で笑いが止まらなかった

宿営地への帰り道は別ルートだ。途中、小高い丘の上に立つ、小さなほこらに立ち寄った。積み上げた石の上に枯れ木を突き刺し、青と白の布が至る所に巻き付けられている。どんな意味があるのかは判らないが、おそらくここが神聖な場所であろうことだけは見て取ることができた。

ぼくらは小さなほこらに向かい、旅の平穏と、この豊かな草原がいつまでも続くことを祈った。
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by sangyuan | 2007-08-05 01:00 | 観光情報
 
草原の夜はカラオケバーで
内モンゴルの草原の夜は、静かにまったりと過ぎていくと思っていた。

これが一般の都市への旅行であれば、夜の街を散策することもできるだろう。しかし、草原は右を見ても左を見ても、やっぱり草原である。期待していた満点の星空もなく、ゲルにこもって会話に花を咲かせるか、トランプなどのゲームに興じながら過ごすことになると予想していたのだ。

草原のカラオケバー:クリックで拡大
草原の夜に出現したカラオケバーはなんとも不思議な空間
ところが、我々のゲルとは少し離れた場所にある大型のゲル。ネオン管にて酒場の文字が浮かび上がっているのに気がついた。どうしてこんなところに、そう思いながら近付いてみると、中から大音響で歌声が聞こえてくるのだ。

入ってみると思いのほかしっかりしたバーで、カウンターやソファ席も用意されている。不思議な違和感に悩まされつつも、ぼくらは席に着いた。

草原での酒盛りといえば、ゲルの中で車座になって馬乳酒を酌み交わす。そう思っていたのだが、近年馬乳酒はほとんど作られることがないという。代わって我々に供されたのは、ミルクビールという珍妙な飲み物。さっぱりした発泡酒なのだが、後味は立派なミルクのそれであった。

その他にもコロナビールなども扱っており、ここが草原であることを忘れそうになる。先客の中国人たちと交互にカラオケを歌い、会話に花を咲かせながら、草原の夜は騒がしく過ぎていった。
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by sangyuan | 2007-08-03 01:00 | 観光情報
 
モンゴル式歓迎術
夕暮れの草原にて、歓迎のショウを見せてくれることになった。

まずは草原の何ヶ所かに立てた旗をコースに見たてた草競馬だ。ゲートもなければファンファーレもなく、レースは唐突に始まった。土煙を立てて走り去る馬たちはあっという間に小さくなり、残念ながら迫力がない。ゴールラインも存在せず、勝負は開始時と同じように唐突に終了した。

モンゴル相撲:クリックで拡大
短期間の取り組みだが、終了時にはドッと疲れてしまった
その後も曲乗りなどが披露されたが、観客を魅せるという工夫がなく淡々と行われる。素朴といえば聞こえがよいが、やや物足りなく感じた。エンターテインメントを求め過ぎだろうか?

続いて行われたのは、モンゴル相撲だ。ひとくちにモンゴル相撲といっても、地方によって3種類に大別される。内モンゴルのそれは鋲を打った革ベストを着込み、両手が付くと負けになる。

まずは内モンゴル人同士2組が勝負を行ない、勝ったほう同士が決勝戦となる。細かなルールはわからないが、互いに上体を引き合ったり、足をかけたりとせめぎ合いが続く。最終的には小柄な青年が相手を投げ飛ばし、この日の優勝者となった。原始的だが、故に熱い勝負だった。

続いて観客から参加者を募っていたので、飛び入りで参加する。元柔道家としては負けたくないとは思うものの、日頃の運動不足がたたり身体が思うように動かない。しばらく膠着状態だった試合も、一瞬の隙を突かれて投げられてしまった。負けたのは悔しいが、それでも爽快だった。

モンゴル舞踏:クリックで拡大
力強くも優雅に舞い踊る女性たち
夕飯はゲル型の大食堂にて、羊肉や新鮮な野菜を使った料理が振る舞われる。歓迎を意味する羊の丸焼きが解体され、銀の杯に注がれた酒が次々と振る舞われる。食事は特別美味しいものではなかったが、素材の力を活かした素朴な料理であった。

食後は歓迎の舞いが披露される。本来は草原にてキャンプファイヤーを焚きながらの予定だったが、残念ながら外はあいにくの雨。食事用テーブルを片付け観客たちが車座になると、きらびやかな衣装に身を包む男女がステージ中央に進み出る。ある者は舞い、ある者は歌い、ある者は民族楽器を奏する。演出らしい演出はなかったが、この素朴さが逆によいのかもしれない。過剰な演出にかき消されることなく、歓迎の意が伝わってきたから。

歓迎の舞台が終わってゲルを出ると、雨はいつの間にか上がっていた。微かに湿気を含んだ冷えた空気が、火照った頬に心地よい。残念ながら期待していた満点の星空は見られなかったけれど、空にはぽっかり白い月が浮かんでいる。明日はきっと晴れる、そんな気がした夜だった。
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by sangyuan | 2007-08-02 01:00 | 観光情報
 
内モンゴルで家庭訪問
ゲルを組み立て終えたぼくらは、再びバスに乗って草原を走り始めた。

次なる目的地は、草原に暮らす民の家だ。そこで牛の乳しぼりや、乳製品作りを体験させてくれるという。しかし、ちょっとそこまでとはいうけれど、日本とはスケール感が違い過ぎる。草原を縦横無尽に貫く砂利道を通って、30分ほど走ったところでようやく一軒の家屋へとたどり着いた。

乳しぼり:クリックで拡大
暖かな牛の乳房を強く握ると、新鮮なミルクがほとばしる
モンゴルいえば遊牧の民というイメージだが、近年では定住して放牧をすることのほうが多いという。こちらの家族も昔ながらのゲルではなく、土とレンガ造りの家屋に暮らし、牛や羊の放牧と観光収入で生計を立てているようだ。

古い文化や習俗が失われるのは寂しいが、それを外部の我々がいうのはエゴだろう。残念だが、多くの少数民族が同じ道をたどっている。

さて、そんな当世風の草原の民の家にて、牛の乳しぼりを体験させて貰う。大人しい草食動物とはいえ、自分よりも大きな動物にちょっとビビりつつも、暖かな乳房にそっと手を添える。はじめはなかなか上手くいかないが、慣れてくるとビューッと勢いよくミルクをほとばしらせることができた。

交代で牛の乳をしぼっていると、なんだか無性に楽しくなってくる。調子に乗ってどんどんしぼっていると、その乳はぼくらのものだといわんばかりに、周りで見ていた子牛たちが鳴くのだった。

乳製品作り:クリックで拡大
昔ながらの手作り乳製品だ
しぼったミルクは加工して、いろいろな乳製品にするらしい。

キッチンに案内されて加工の現場を見学させて貰う。時間のかかる行程なので、作業の途中途中を見せて貰っただけだが、なにを作っているのか今ひとつ釈然としない。これはチーズと教えられたものはどう見てもヨーグルトだし、これはバターだと説明されたものも、小麦粉を加えたりしていて違うものに思える。

おばさんはチンチンに熱した鍋に加工したミルクを流し込んだかと思えば、ふらりとどこかへ消えてしまった。このままでは焦げてしまうと判断し、思わず勝手にかき混ぜるぼくたち。立ちこめるよい香りを堪能しながら、グルグルと鍋をかき回し続けるのだった。

民家の周りには鶏や犬が遊び、牛がのんびりと草を食む。なんとものどかで牧歌的な風景に、都会の暮らしでささくれ立った心が癒されるようだ。自分たちで建てたゲルもよいけれど、こんな素朴なモンゴルの一般家庭に、ホームステイさせて貰えたらなと感じさせてくれたひとときだった。
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by sangyuan | 2007-07-29 01:00 | 観光情報
 
草原の国から 2007 追憶
突き上げるような振動に目を覚ますと、車窓の外には見渡す限りの草原が広がっていた。

夢にまで見た大草原だが、これは夢じゃない! 眠気はどこかへ吹き飛び、軽い興奮が全身を包む。ぼくらを乗せたバスは未舗装のでこぼこ道を進み、やがて小さな集落へとたどり着いた。

見渡す限りの大草原:クリックで拡大
東西南北どちらを見ても、同じような景色が続いている
週末、仲間と連れ立ち、内モンゴル自治区のシラムレン(希拉穆仁)草原を訪れた。一泊二日の強行軍にて、大草原を満喫する旅である。

内モンゴルの玄関口であるフフホト(呼和浩特)までは、飛行機で約2時間半。ビルが立ち並ぶ近代的な街並みは、ここが本当に草原の国か疑わしくなる。看板に描かれたモンゴル文字だけが、中華圏とは異なる文化を伝えていた。

ぼくらを乗せたバスは市街地を抜け、やがて険しい山道に差しかかる。切り立った風景は想像の草原とはかけ離れているが、目的地シラムレン草原は標高1,500メートル前後に位置する。ここを登り切った場所に大平原が広がっているのだなと想像しながら、いつしか眠りに落ちていた。

ゲルを組み立てる:クリックで拡大
モンゴル族に手伝って貰い、今宵の宿を自ら組み立てる
バスを降りると、モンゴルの民族衣装に身を包む男女が、陽気な歌を歌いながら銀の杯を差し出す。苗族の村でもそうだったが、ここでも遠方からの客人は地酒でもてなすものらしい。

きゅっと杯を干して大地に降り立ち、ぐるりと辺りを見はるかす。どこまでも続く平原の中に、ぽつりぽつりとゲルや建物が目についた。ついにここまで来たんだなと、深い感慨を覚えた。

素朴な昼食を終えたあとは、自分たちの宿となるゲル(移動式テント)を組み立てる。本格的なものではなく、コンクリートの基部を持つ観光用だ。外壁となる木組みの枠に、複数の棒と円形の木枠を使い屋根をかける。外壁にフェルト生地を巻き、外側に防水シートを被せれば完成だ。

はじめは面倒くさいと不平を漏らしていた仲間たちも、いつしかいっしょになって組み立てていた。出来あがったゲルはちょっぴりいびつな形となってしまったが、それでも自分たちで作ったものだと思うと達成感がある。ゲル内部に荷物を置き、ぼくらの草原体験が始まったのだった。
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by sangyuan | 2007-07-28 01:00 | 観光情報
 
アテンドは水郷へ (朱家角)
ここ上海は、一般的な日本人がイメージする中国像とは、ややかけ離れた街である。

近代的なビルが立ち並び、様々な娯楽や商品、食物が溢れている。古きと新しきが混在する混沌とした空間こそが、この街の大きな魅力だが、日本から訪れた旅行者にはイメージ通りの中国も見せてあげたいと思うのだ。そんなとき、ぼくがアテンドに利用するのが水郷の街、朱家角だ。

朱家角の路地:クリックで拡大
如何にも中国な雰囲気漂う路地
朱家角は上海の南東約40キロ、淀山湖のほとりに佇む歴史ある街だ。明代には既に鎮として成立しており、その起源は三国時代から続いているという。「小橋、流水、人家」と呼ばれ、明・清代の街並みと古鎮で暮らす人たちの生活を現代に伝える場所だ。

上海市内からのアクセスは、旅遊集散中心から出ている旅遊バス(4号線)が便利。20分間隔で出発するバスに乗り込み、朱家角までといえばわずか1時間でたどり着く。人民広場から出る路線バスも利用可能だが、こちらは停車駅が多いので約1時間半の時間が必要だ。時間優先の場合はタクシーもありだろう。

駐車場で門票を買って中に入れば、そこはもう水郷の街だ。

江南地方の水郷はどこも似たような雰囲気だが、細かく見ていくとそれぞれ特徴があって面白い。今回5度目の朱家角訪問となるが、訪れる季節や相手が違えば、また新たな発見もある。

いつもは人でごった返す朱家角も、この暑さのせいか観光客はまばらだった。ぼくらは目的もなく、ぶらぶらと街を散策し、写真を撮ったりお店を冷やかしたり。あまりの暑さにくらくらしたけれど、古い石橋のたもとで食べたアイスキャンデーは、魂に染み入る冷たさで旨かったのだった。

 

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江南古鎮 朱家角
種別 観光地(水郷)
住所 上海市青浦区朱家角鎮
交通 上海体育館内旅遊集散中心より旅遊4号線で片道約1時間 12元
入場 10RMB / 60RMB(史跡・展示物観覧券付き)
備考 上海から気軽に来られる小規模な水郷
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by sangyuan | 2007-07-09 01:00 | 観光情報
 
旅の記憶 その2 (貴州省写真蔵)
未公開写真スペシャル第二弾。

貴州省ではたくさんの子供たちに出会った。薄汚れた格好で野山を駆け回る少年少女たちは、自分の幼きころが思い出されて感慨深い。彼らは総じて貧乏だけれど、心はずっと豊かだった。

少年A:クリックで拡大 はい、ポーズ:クリックで拡大 不機嫌?:クリックで拡大 凛々しい:クリックで拡大
1.なんだか退屈そうな少年 2.カメラに向かってポーズ 3.嫌なことでもあったのかな 4.きりりと凛々しい少年だ


みんな仲良し:クリックで拡大 食事中:クリックで拡大 汚れは勲章:クリックで拡大 おめかしさん:クリックで拡大
5.みんなとても仲良しだ 6.お食事中に1枚パチリっ 7.子供は汚れを気にしない 8.おめかしでおすまし

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by sangyuan | 2007-06-07 01:03 | 観光情報
 
旅の記憶 その1 (貴州省写真蔵)
先日、友人より貴州旅行の際の写真が少ないと指摘を受けた。

あくまで文章を主体とした記事を書きたいと思っているが、たしかに視覚からの情報も捨てがたい。たまにはリクエストにお応えして、貴州旅行の未公開写真を掲載させて頂いた。

米豆腐の露店:クリックで拡大 老漢族の老婆たち:クリックで拡大 南花村の女性たち:クリックで拡大
左:プリプリの食感が楽しい米豆腐を 中:穏やかな表情の老漢族の老婆たち 右:出番を前にくつろぐ女性たちの姿

甲秀楼:クリックで拡大 黄果樹瀑布:クリックで拡大 山中の村落:クリックで拡大
左:貴陽市のシンボルである甲秀楼 中:しぶき飛ぶ大迫力の黄果樹瀑布 右:のどかな田園風景に心癒される瞬間

施洞村の少女:クリックで拡大 青曼村の人たち:クリックで拡大 南花村の少女:クリックで拡大
左:踊りに加わるタイミングを伺う少女 中:村同様そこに暮らす人ものんびり 右:真剣な眼差しで踊る少女の姿

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by sangyuan | 2007-06-06 01:00 | 観光情報
 
古都西安のシンボル
遥かな昔から、いくつもの王朝が盛衰を繰り返してきた西安(長安)。

イメージ中のそれは古都の名に相応しい、古い街並みの趣深い都市だった。ところが実際に目にする西安はビルの立ち並ぶ、一般的な地方都市でしかない。唯一古都としての自己主張を感じられるのが、街の中心部を取り囲む城壁と4つの城門、そして中心部に佇む鼓楼と鐘楼だ。

西安の城壁:クリックで拡大
広大な空間にずらりと並ぶ兵馬俑はたしかに圧巻だが……
西安の城壁は隋・唐代に造られた土塁を基礎とし、明代に8年の歳月をかけて築かれた。600年の歳月を経た1980年代には崩壊寸前だったが、市民たちのボランティアを含む大修復により今は同市のシンボルとなっている。

高さ12メートル、平均幅13メートルの城壁が、外周13キロに渡って延々と続く。そのスケールの大きさには、ただただ息を呑むしかない。

ここで1時間の見学時間を与えられたので、電動カーで城壁を一周するツアーに参加した。ツアーといってもただ走るだけで、ガイドもなにもつかない。城壁の内側の市街地は場所ごとにその風景を変えるが、城壁の上はただひたすら同じ風景が続く。風を切って走りながら、これだけの巨大建造物を作ることができた人間の偉大さに、ただただ驚かされるばかりであった。

なお、城壁を周るためのレンタサイクルを借りることも可能だが、かなりの距離を走ることと、翌日の筋肉痛は覚悟したほうがよいだろう。時間と体力があれば試してみたいものである。
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by sangyuan | 2007-05-12 01:00 | 観光情報
 
歴史ロマンの世界へ
暑い暑いと聞いていた西安だが、列車から降り立った瞬間に寒さが身体を包み込む。

この日の西安の気温は16度。冷たい風が吹き荒さび、体感温度をそれ以下に引き下げていた。事前の天気予報によれば旅行中はずっと25度以上とされており、上着を持っていない半袖のみの参加者も多く見られた。この寒暖差は大陸内陸部ならではのものであろうか。

華清池:クリックで拡大
石造りの建物はすべて再建だ
寒いときには温泉に限る。というわけではないが、最初に訪れた観光地は、西安市街から東に30キロの地点にある華清池だ。ここには3千年以上昔から温泉の湯元があり、歴代の皇帝が湯治場として利用していたという。唐の玄宗皇帝が、傾国の美女楊貴妃とともに、享楽に耽った場所としても名高い。

敷地内には数々の宮廷建築や美しい庭園などが設えられているが、これらはすべて近代になって再建されたものだ。内部は博物館や売店などになっており、一部の建物内部には発掘された当時の湯船が見られる。一般向けの入浴施設は見られないが、有料にて足湯・手湯などを楽しむことができる。多くの温泉成分を含み、関節炎や皮膚病に効果があるのだとか。

またここは蒋介石が軟禁された西安事件の舞台とされ、近代中国史を学ぶうえでは重要な場所となる。が、残念ながら不勉強なのでここで蒋介石が襲撃されたといわれても、今ひとつパッと来なかった。この辺りは掘り下げて調べてみると、いろいろと面白いのではないかと思うのだが。

その後は始皇陵の地下宮殿を再現した秦陵地宮を見学、昼食あとはお待ちかねの兵馬俑だ。

兵馬俑坑:クリックで拡大
広大な空間にずらりと並ぶ兵馬俑はたしかに圧巻だが……
秦始皇帝兵馬俑博物は西安観光最大の目玉で、世界的に見ても学術的価値が高いものだ。

本来なら陵墓本体である始皇陵が最大の見どころとなるはずだが、残念なことにその存在は明らかながら発掘調査は行われていない。我々は地上からの探査と、その副葬物ともいえる兵馬俑坑の規模から、太古に築かれた世界最大の陵墓を想像するしかないのである。

そんな兵馬俑坑には1万体を越える兵士や馬の陶俑が埋められており、始皇陵を守る無言の軍隊として今も半数以上が地下に埋もれたままとなっている。兵士たちの表情は1体1体が異なっており、このような途方もないものを作らせることが出来た始皇帝の権力に身震いを覚えた。

数々の王朝が栄えた西安には今も、数々の歴史ロマンが地中に埋められているようである。
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by sangyuan | 2007-05-11 01:00 | 観光情報


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