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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
武術家のタマゴたち (鵝坡武術院)
少林寺拳法発祥の地として有名な嵩山(すうざん)、少林寺の周辺には多数の武術学院がある。

数千人規模の生徒を抱える学校も数多く存在し、総数では7万人もの若者たちが、明日の武術家を目指して修行に明け暮れている。鄭州市内でバスをチャーターした我々は、それらの学校のひとつ、少林鵝坡武術専修院を訪れた。ここの舞台にて、現役学生たちの演武が見られるのだ。

修行に励む少年たち:クリックで拡大
日々鍛錬を重ね、肉体だけでなく精神をも鍛え上げる
バスが敷地内に滑り込む。校内のあちらこちらで、まだ年端のいかない少年たちが形の稽古をしているのが目につく。ぼくはてっきり義務教育を終えたあと、武術を専門に学ぶ場所だと思っていたのだが、どうやらそれは間違いらしい。

多くの生徒は小学生のうちからここで学び、心身ともに鍛えて行く。カリキュラムは武術中心だが、義務教育過程もしっかりと含まれている。

履修を終えた学生たちの進路は気になるところではあるが、意外と就職先には困らないらしい。アクションスターやスタントを目指すもの、自ら教室を開き指導側に周るもの、またボディガードや警備員、警察や軍隊なども一般的らしい。成功者にはそれなりの未来が約束されているのだ。

そんな彼らの演武は、粗削りながらも本格的なものだった。蛇や猿など動物の動きを模した形象拳や、棒、剣、鞭など武器を使ったもの、さらには気功によるデモンストレーションと、エンターテイメント的要素も大きい。見学後は良質のカンフー映画を観たあとのような、高揚感が得られた。

彼らの中からいずれ、銀幕のスターが生まれるかもしれないと思うと、その将来が楽しみである。

 

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少林鵝坡武術専修院
種別 武術学校
住所 河南省登封県北環路西段鵝坡嶺
電話 0371-62802998
言語 中国語 / 英語
備考 学生たちによる演武を見学することができる(要予約・有料)
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2007-11-25 01:00 | 観光情報
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