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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
人の造りしもの (カレーズ)
シルクロードのオアシスには、3つのタイプが存在する。

ひとつは河川を利用したもの。ひとつは湧き水を利用したもの。そしてもうひとつは、カレーズと呼ばれる施設を利用したもので、トルファンはこのタイプのオアシス都市である。カレーズとはいったいどのようなものなのだろうか。それを知る手がかりを求め、カレーズ民族園を訪れた。

カレーズ:クリックで拡大
地底を這うようなトンネルから清流が流れていた
カレーズとはペルシャ語で、掘って水を通す施設を意味する。もともとはイランなどで行われていた潅漑方式で、シルクロードを通じてこの地にもたらされた古(いにしえ)の技術だ。

その方法はこうだ。まず天山山脈の水脈を堀り当て、そこから一定間隔で竪穴を掘っていく。それぞれを緩やかな傾斜をつけた横穴で結び、居住地区までの地下水路を構成するのだ。

これらはすべて手掘りで行われるため、1日の掘削速度は1メートル程度。完成までには数年の歳月を要するが、それでも安定した用水を確保するため、いくつものカレーズが掘られた。その数はじつに1,000以上、総延長は4,000キロにも達するため、地下の長城とも呼ばれている。

民族園はそんなカレーズのひとつを、観光向けに一般開放した施設。ゲートから中に入ると、大粒の実をたわわに実らせたブドウ棚が迎えてくれる。これらのブドウはカレーズによる潅漑で育てられている。最初の建物でカレーズの仕組みを学んだら、いよいよ地下を通る水路を見学だ。

たわわに実ったブドウ:クリックで拡大   民族衣装の女性たち:クリックで拡大   カレーズの断面模型:クリックで拡大
左:実りだけでなく日除け効果ももたらす  中:エキゾチックな美女らと記念撮影  右:模型の中には実際に水が流れている

らせん階段を地中深くへと下っていくと、やがて清らかな水の流れが目に入る。パッと見はたんなる用水路といった趣きだが、この水が天山山脈の麓から何十キロも地中の水路を旅してきたかと思うと感慨深い。トルファンの民にとっての命の水に手を浸すと、それはひやりと冷たかった。

素掘りのカレーズは崩れ易く、崩落してしまうことも少なくない。その度にこの地の民たちは地中へと潜り、命がけでメンテナンスを行ってきた。21世紀の現在でもそれは変わらない。ここトルファンは遥かな昔より脈々と受け継がれてきた、人の造りし水脈によって支えられているのだった。
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by sangyuan | 2007-10-05 01:00 | 観光情報
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