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excite 支店 (shanghai55.exblog.jp )

ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
店舗拡大への警鐘 (海鮮小町)
昨今の会席料理は基本的に、まずは酒を美味しく楽しもうという組み立てである。

よって白飯や汁物は最後にまわされ、最初は酒肴がメインとなっている。向付(刺身)と日本酒の取り合わせはたしかに素晴らしいが、あまり酒を飲まないぼくはむしろ、刺身には白飯をあわせたいと常々思う。漁港育ちのぼくにとって、刺身は酒肴である以前に立派なおかずなのである。

刺身盛合せ:クリックで拡大
見た目にはなかなか旨そうだが、パッとしない印象だった
日本食店が相次いでオープンしている虹梅路の真珠城にある、海鮮小町を1年ぶりに訪れた。1周年記念の刺身類半額に釣られたのだ。

久しぶりに訪れた海鮮小町は、以前とまったく変わっていなかった。板場を見下ろすこともできる2階の座敷席に通されると、おしぼりなどが運ばれてくる。この日は半額の刺身各種と、白飯のみをオーダーした。我ながら嫌な客である。

まずは最初に鰹のタタキが出てきたのだが、火を通し過ぎで生焼けの焼き魚のようであった。続いて出てきたのは、各種刺身を盛合せの形でひと皿にまとめたもの。ワサビを添えて醤油を少しつけて、口の中に入れて数口咀嚼すれば、筋繊維を断ち切る心地よさと脂の甘味が広がる。

ここでおもむろに白飯を頬張り、いっしょに噛み締める。寿司とはまた違った白飯と魚介のハーモニーが生まれるはずだが、残念ながらごはんが美味しくない。柔らか目に炊かれた白飯はややべったりしており、ところどころ糊状になってしまっていた。せっかくの組合わせも台無しである。

オープン当初は本店のオーナーが厨房を預かっていたおかげか、そこそこ旨かったように思う。だが、今回は残念ながら今ひとつ感が拭えなかった。支店を出して商売の幅を広げるのもよいが、まずはしっかりと店を任せられる、後継者を育てることが先決ではないかと思うのだった。

 

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海鮮小町
種別 日本料理(海鮮および長崎郷土料理)
住所 上海市長寧区虹梅路3717弄26号 真珠城1F (虹梅路 x 延安西路、交差点を南)
営業 11:30~14:30 / 17:00~23:00 (日曜のみ17:30~23:00)
電話 021-5422-4871
交通 公交 虹梅路(809,925,936路)ほか
予算 小町コース 150RMB / たくみコース 250RMB / 夕暮れセット 88RMB
言語 日本語 / 中国語
菜単 日本語 / 写真なし
備考 お得なランチサービスもあり / 店の位置は判りにくい(真珠城左手奥へ)
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2007-09-09 01:00 | 街角グルメ
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