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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
書を捨てよ、山へ行こう (火山大石谷)
日本に暮らしていたころは、山歩きが趣味だった。

都会の喧騒を離れ自然の中に身を置けば、汗と一緒に毒素やストレスが抜け落ちていくようだ。
岩盤浴などに頼らなくても、我々はこんな気軽にデトックスを行うことができるのかもしれない。

ところが、在住者ならご存知のように上海近郊には、山らしい山が存在しないのが現状である。

唯一の山であるところの余山の標高は98.9メートルと、これはどう頑張っても丘と呼ぶべきだ。
残念ながら上海在住者が登山を楽しもうと思えば、浙江省や江蘇省まで出かける必要がある。

先日、そんな浙江省(杭州)臨安市で登山やトレッキングを楽しむ機会を得られたので紹介する。

清水の水路:クリックで拡大 大石の上を渡る:クリックで拡大 木葉:クリックで拡大 急な石段:クリックで拡大

上海から直線で約200キロ離れた臨安市は、森林が75%を占める国家級生態モデル地区だ。

標高1,504メートルの西天目山中腹に位置する火山大石谷は、奇観と名高い石の渓谷である。
起伏に富んだ渓谷中には大小様々な岩が並び、深山幽谷と呼ぶに相応しい景観が見られる。

入り口の門で入場料を払って中に入ると、内部は思ったより整備されていることに驚かされる。

トレッキング気分を楽しむにはやや趣きが足りぬものの、しっかりとした石畳でとても歩き易い。
踵の高い靴は避けたほうが無難ではあるが、子連れでも無理なく登れるように配慮されている。

てっきり野ざらしに近いような、ゴツゴツとした岩肌が続くと思っていただけに拍子抜けであった。

渓谷のせせらぎ:クリックで拡大 橋廟:クリックで拡大 紅葉を始めた山々:クリックで拡大

既に紅葉が始まる山中は冬枯れた寂しいイメージだが、やはり自然に囲まれると気分がいい。

上海ではけして見られない澄んだ流れは、夏場になると塞き止められて水遊びも楽しめるとか。
ただし、この日は平日のおかげか、ぼくらの他は数組の登山客がいるだけの静謐な場所だった。

石壁に設えた細い通路を通り、長い石段を上り、1時間半くらい時間をかけゆっくりと登っていく。

景区の終点は唐突に訪れ、ここからは本格的な登山道が、山頂の仙人頂まで長く続いていた。
この日は時間が遅かったのと、翌日の登頂に備えてここで折り返し、秋風の吹く渓谷を下る。

次はぜひ水量が豊富になる雪解けのシーズンを狙って、再度訪れてみたい場所であった。

 

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中華第一石谷 火山大石谷
住所 浙江省臨安市西天目山東関
営業 11:00~14:00 / 17:00~22:30
電話 0571-6373-8388 / 0571-6385-3738
言語 中国語
備考 必ず歩き易い服装で!
Blogger@上海(B@SH) "ランキング上位に上海を"-
by sangyuan | 2006-11-10 23:00 | 観光情報
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