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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
Take The Z Train (Z列車で行こう)
交通機関の発達にともない、旅に利用できる乗り物の選択肢も大きく広がった。

長距離を移動する場合にはもっぱら、航空機に頼ることが一般的になったものの
ぼくは旅行時の移動手段としての飛行機は、正直なところあまり好きではない。

短時間で長距離を移動できるのは便利な反面、どうにも味気なく思えてしまうのだ。

のんびりと時間をかけて移動してこそ、遠くまでやって来た気分に浸れる気がする。
ドラえもんの『どこでもドア』では、旅気分なんてものを得ることはできないはずだ。

もちろん、あっという間に地球の裏側へ連れていってくれる飛行機を否定しはしない。

移動時間が短いということは、それだけ現地での滞在時間が増えるということだし
旅客機のおかげで世界はグッと身近になり、いろいろな場所に気軽に出かけられる。

船で海外旅行をしようと思えば、おそらく往復するだけでも休暇が足りないだろう。

ただし、もし時間の制約なく旅をすることが出来るのなら、ぼくは船や列車を選びたい。
船で大洋を越えたり、列車で大陸を横断なんて、想像するだけでエキサイティングだ。

ひょっとすると七つの海を股に掛けた、船乗りの父の血がそう思わせるのかもしれない。

Z列車:クリックで拡大 Z列車:クリックで拡大 Z列車:クリックで拡大

連休を利用して北京へ行くことになったときも、ぼくは迷わず列車での旅を選んだ。

2004年4月より営業を開始した直達特快(通称Z列車)は、今までの中国列車に付きまとう
切符が買いにくい、車両が汚い、服務員が横柄などのイメージを払拭する豪華特急だ。

北京・上海間を約12時間で結ぶこの列車は、19時に上海を出発してノンストップで進む。

途中の停車駅がないということは、停車中に不審者や物売りが乗り込むこともない。
定期的に車内を見廻る鉄道警察も同乗しており、セキュリティ面でも安全なのだ。

さらに専門施設で訓練を受けた服務員たちは、中国とは思えないほどサービスもよい。
 

中国の列車での旅はまだ2度め、トラブルにも対処できるよう早めに上海駅へと向かう。
時間に余裕があれば何かあったときにも安心だが、これが後の悲劇を招くこととなる。

Z列車の乗客のため、駅には専用入り口があり、待合室も専用のものが備えられている。

通常、ホームに降りることが出来るのは出発の30分前程度のはずなのだが、この日は
既に改札が始まっているのか、ぼくらの乗る列車は3番ホームと電光表示されていた。

荷物を抱えホームに降りると、19時14分発のZ6次が出発を間近に控え停車中だった。

Z列車:クリックで拡大 Z列車:クリックで拡大 Z列車:クリックで拡大 Z列車:クリックで拡大

写真を撮ったりホームを見学しながらZ6次を見送ると、次はいよいよぼくたちの番だ。

ところが出発の10分前になっても、ぼくらが乗るはずの列車はホームに入ってこない。
変更の可能性に思い至り引き返そうとするが、入場口は鉄扉で閉ざされているではないか。

一瞬パニックに陥りかけるが、混乱している時間も惜しいので出口側改札へと走る。

係員に状況を説明するも埒が明かないので、改札を抜けていったん駅の外へと飛び出し
再度待ち合い、連絡通路をひた走り、いつの間にか7番に変更されたホームに到着した。

声を限りに叫びながらどうにか列車に乗り込んだのは、出発の1分前のことだった。

汗だくになりつつも自分たちの座席に行こうと思うのだが、更なるトラブルが待ち受ける。
車両と車両を区切る扉がガッチリと施錠されており、隣の客車に移動できないのだ。

通常、中国の列車に乗る場合には、自分たちの座席がある車両から乗り込む必要がある。

車両ごとに車掌(通常は女性)が居て、彼女たちに切符を見せてから乗り込むのだが
今回は出発間際ということで、特例としていちばん最寄りの車両から乗せて貰った。

出発および到着前後、列車によっては運行中を通じて車両間の往来は出来ないらしい。

そんなことは知らないぼくらは、まんまと締め出しを食らって服務員に怒られてしまい
北京到着間際にも食堂車でくつろいでいて締め出され、再度怒られることとなった。

列車は夜の闇を切り裂きながら、一路北京へと向けてひた走る……。

トラブル続きのスタートだが、これもまた旅の楽しみかもしれない。
ぼくらの旅は、今まさに始まったばかりなのだ。

 

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直達特快列車 Z8次(Z列車)
区間 上海→北京 1463Km
時間 19:28発、7:26着(11時間58分)
運賃 499RMB(軟臥のみ)
言語 中国語 / 英語
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by sangyuan | 2006-06-15 23:00 | 観光情報
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