1号線の陝西南路站近くにある襄陽服飾礼品市場は、通称ニセ物市場と呼ばれています。
今年6月には完全撤去との話しも流れてきていますが、何年も前から海賊品の
温床である襄陽市場を撤去するとの噂は、幾度となく繰り返されてきました。
しかし、現実には今以って健在ですし、相変わらず強引な客引きも絶えません。
奥さんが友達から聞いてきた話しでは今度こそ本格的に撤去されるようで
在庫処分の意味合いもあるので値引き交渉もスムーズなのだとか。
暖かくなってきたので春物衣料も欲しいですし、散歩がてらに訪れてみました。
市場内は相変わらず、白黒黄色のあらゆる人種が行き交う人類見本市状態。
客引きも以前と変わらぬしつこさなのですが、なぜか今回はぼくにはお声がかからず。
いっしょにいた奥さんには次から次へといい寄ってくるのに、この差はなんでしょう。
どうも来るたびに客引きに声をかけられる率が減っているような気がします。
衣類も上海で買ったものが増えましたし、客引きには「不要!」と一喝。
どうやら、ちゃくちゃくと現地化が進行しているのかもしれませんね
さて、以下の写真は今回の戦利品です。
周りではニセブランド品に群がる外国人が
熾烈な値引き交渉を繰り広げています。
ぼくはといえば春物衣料を物色しに来たハズが
気がつけば、なぜかこんなものを買っていました。
黒檀(風)のシンプルなフレームの中に、洒落た字体で書かれた書をバックにして
真ん中にはブロンズ製の『福』の一文字が鎮座する、ちょっとステキな壁飾り。
これをリビングにかければお洒落だなと思ったのですが、奥さんの反応はイマイチ。
以前から
変な人形やオブジェなどを見ると、ついつい購入してしまうのですが
残念ながら、このよさを判ってくれる人は周りにはあまりいないようです。
ニューカレドニアの民芸店で買ってきた、木彫り人形たちの評判も芳しくありません。
色使いのセンスや、全体に漂うおどろおどろしさ、カエルがバドミントンをする
シュールでコミカルな様子など、どれをとってもステキだと思うんですけどねぇ。
東台路などへ赴けば、まだまだステキ・アイテムが盛り沢山。
今後も我が家のリビングに設けた、私設アートギャラリーの収蔵品を
ちゃくちゃくと増やしていこうと画策する今日この頃です。
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襄陽服飾礼品市場
上海市徐匯区淮海中路999号 (淮海中路 x 襄陽路、襄陽公園の向かい)
電話 021-2840-3077
営業 店舗による
交通 地鉄1号 陝西南路 / 公共バス 02, 320, 911, 920, 926, 945路 陝西南路