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ようやく念願叶って上海駐在員になれたしゅうの、上海での日々をまったりお伝えします。
by しゅう
 
上海で初詣 (玉佛寺)
例年、お正月には奥さんと初詣へ出かけたものですが、今年は別々のお正月。

お互い、初詣はまだだったので、少し遅くなってしまいましたが
上海火車駅から少し離れた場所にある玉佛寺へ、初詣に行ってきました。

昨年の今ごろはまさか、上海で初詣するとは思ってもみなかったでしょうね。

玉佛寺 玉佛寺 玉佛寺 玉佛寺

玉佛寺の開祖は普陀山の慧根上人で、起源は1882年(光緒8)にさかのぼります。

上人がミャンマーより持ち帰った、5体の艶やかな碧玉の釈迦如来像のうち2体を
当時貧しかった上海の民衆のために残していったのが始まりだそうです。

貴重な玉仏を通りすがりの地に残していくとは、さすが徳の高い方は違いますね。

かつては江湾地区に存在したそうですが、辛亥革命のさいに寺院は
破壊されてしまい、本尊だけは持ち出されて難を逃れたそうです。

1918年に現在の位置に再建され、73年に大規模な修復を行ない今に至ります。

玉佛寺 玉佛寺 玉佛寺

10元の入場料を払って中に入ると、地元民や観光客などの参拝者で溢れていました。

龍華寺静安寺でもそうでしたが、こちらの方はかなり熱心にお参りするようで
高価な供物を供えたり、額を座ぶとんにすりつけるようにしてお祈りしています。

それに付け入るかのように線香などは持ち込み禁止で、中の売店にて購入が必要。

その他にも日捲りカレンダーのようなものを千切って、炉にくべるものや
蓮の花の形をした蝋燭など、高価なお参りアイテムが飛ぶように売れていました。

本尊が安置される玉仏楼への入場には、別途10元が必要。

建物の2階には秘宝、玉仏座像が鎮座ましましていますが、堂内には荘厳な調べが流され
淡い照明の効果などもあってか、とても神々しい雰囲気を醸し出していました。

寺院内の至るところでお守りや仏具、骨董、Tシャツ(笑)などを扱う売店があって
商業主義の匂いを感じるお寺でしたが、こと本尊に関しては良かったですね。

1時間もあれば十分な小さなお寺ですので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。

玉佛寺 玉佛寺 玉佛寺 玉佛寺

玉佛寺素斎は、玉佛寺の境内に併設された精進料理の専門店。

予約をすれば本格的な精進コースを食べることもできるそうですが
時間の関係なのかメニューは臘八粥と菩提面の2種類だけでした。

臘八粥は日本では紅糟粥とも呼ばれるもので、仏粥や八宝粥などとも呼ばれます。

米、雑穀、豆類のほか棗、栗、蓮の実などの各種果実を加え
砂糖で甘味をつけて煮る精進料理の一種です。

お汁粉とお粥が合わさったような味で美味しいですが、かなりの量がありました。

菩提面のほうは詳細は不明ですが、とてもさっぱりとした深みあるスープに
面(麺)とキノコ類や木の実などが入った、精進料理の一種と思われます。

スープはかなり美味しいのですが、麺のほうはコシがなくボソボソでした。

精進料理ですからおそらく、つなぎに玉子を使っていないせいで
このようなコシのないものになったのではないかと思われます。

わざわざ訪れるほどではありませんが、参詣帰りに立ち寄るにはよいかもしれません。

 

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玉佛寺
上海市普陀区安遠路170号 (安遠路 x 江寧路)
営業 8:00~17:00
電話 021-6266-3668
入場 10RMB(旧暦1、15日は5元)、玉仏楼参観 10RMB

玉佛寺素斎
上海市普陀区江寧路999号
電話 021-6266-5596
営業 7:00~14:00 / 16:30~19:00
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by sangyuan | 2006-01-07 22:27 | 観光情報
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